田中聖被告　起訴内容認める「間違いありません」　覚醒剤事件の初公判、千葉

田中聖被告
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　覚醒剤取締法違反（使用、所持）の罪に問われたアイドルグループ「KAT―TUN」の元メンバー田中聖被告（36）は22日、千葉地裁松戸支部（本間敏広裁判官）の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。

　検察側は冒頭陳述で、名古屋地裁の判決後に覚醒剤を使用したくなり、判決の2日後から吸引していたと指摘。証拠調べでは、約1年前から月に5、6回使用し、逮捕当日は同居家族に見つからないよう持ち出したとの供述を明らかにした。

　起訴状によると6月28日ごろ、千葉県柏市の自宅で覚醒剤少量を加熱し気化させて吸引し、翌29日に覚醒剤約0・062グラムを所持したとしている。

　田中被告は黒いスーツに身を包み、黒縁眼鏡にグレーのマスク姿で入廷。はっきりとした口調で罪状認否をしていた。

　JR柏駅付近で6月29日夜、覚醒剤を所持していた疑いで現行犯逮捕された。9月2日に保証金600万円を納付し、保釈されていた。

　逮捕前の6月20日には、名古屋地裁で別の覚醒剤取締法違反（使用、所持）などの罪で懲役1年8月、執行猶予3年の判決を受け、7月4日付で控訴している。