中村雅俊 自身2度目のオーケストラツアーへ「目指すは“実りの秋”。全て出し切りたい」

[ 2022年9月22日 06:05 ]

ピアノの前で公演に向けて意気込む中村雅俊(撮影・光山 貴大)

 俳優で歌手の中村雅俊(71)が新たなフルオーケストラツアー「Symphonic Live 2022~HARVEST~」(11月10日、愛知県芸術劇場ほか全国4都県)を開催する。昨年スタートし、今年で2回目。公演を前に取材に意気込みを語った。

 サブタイトル「HARVEST」(収穫)に思いを詰め込んだ。「目指すは“実りの秋”。今まで自分がやってきた全てを出し切りたい」とほほ笑む。1974年に日本テレビ「われら青春!」で俳優デビューしたと同時に、同作の挿入歌「ふれあい」で歌の世界にも飛び込んだ中村。毎年ツアーで全国を回っていたが、コロナ禍で一昨年から2年連続、開催できていない。

 その中で、夢だったオーケストラ公演を昨年から開始。約60人のオーケストラ隊を率いて、甘く渋い歌声を今年も響かせる。「大変な世の中ですが、音楽は薬よりも凄い処方箋。聞いている人に力を与えたい」と話した。

 今回も代表曲「ふれあい」「恋人も濡れる街角」などを歌唱。今年デビュー48年を迎え、年を重ねてもなお色あせない魅力がある。「歌手としても役者としても、長く続けてきたことが自分の人生の誇り。新しいことにも挑戦していきたいね」。“俺たちの旅”は、まだまだ続いていく。(小田切 葉月)

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2022年9月22日のニュース