芥川賞作家の平野啓一郎氏 旧統一教会訪問の萩生田氏を糾弾「当然、議員辞職すべき」

[ 2022年8月19日 11:29 ]

平野啓一郎氏
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 京都大学在学中の99年に「日蝕」で芥川賞を当時最年少タイの23歳で受賞した作家の平野啓一郎氏(47)が18日から19日にかけて、自身のツイッターを更新。自民党都連会長の萩生田光一政調会長と生稲晃子参院議員が参院選公示直前の6月中旬、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を訪れていた問題に言及し、萩生田氏を痛烈に批判した。

 萩生田氏は18日、今後の旧統一教会との関係について「一線は画していく。今後は適切な対応をしていく」と述べた。これに対し、平野氏は「一切関係を絶つ、とは決して言わないし、これまでの反社会的活動を批判することもしない。今後もこっそり上手くやっていきたいのだろう」と指摘。さらに「反社会的団体とこれだけ深い関係だったのだから、当然、議員辞職すべき」と糾弾した。

 また、旧統一教会と関係があったとされる議員に対しても、「反社会団体に選挙協力をしてもらって当選した議員は、全員、辞職して、カルトと手を切ってから出直すべし。当然だろう」と強い口調で訴えた。

 萩生田氏は18日、関連団体の会員の集まりだと認識していたことを明らかにした上で、「今はかつての社会的な問題はないと認識していた」と釈明。その上で、安倍晋三元首相の銃撃事件や山上徹也容疑者(41)の供述を受けて「いまだに苦しんでいる方がいることに少し思いが足りなかった」とした。

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2022年8月19日のニュース