来春朝ドラ「らんまん」語尾「ん」ヒットの“法則”再び?「春爛漫 天真爛漫」から命名 主演は神木隆之介

[ 2022年2月2日 15:45 ]

2023年度前期のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主演に決まった神木隆之介
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 NHKは2日、2023年度前期の連続テレビ小説が日本植物学の父・牧野富太郎をモデルにした「らんまん」、主演が俳優の神木隆之介(28)に決まったと発表した。タイトルの語尾が「ん」の作品はヒットする説があるが、今回はどうか。

 13年前期「あまちゃん」、13年後期「ごちそうさん」、14年前期「花子とアン」、15年後期「マッサン」と4作連続し、いずれもヒットしたため“法則”が特に指摘されるようになった。

 16年前期「とと姉ちゃん」、16年後期「べっぴんさん」、20年後期「おちょやん」に続き、4月11日スタートの22年前期「ちむどんどん」も「ん」が語尾。

 制作統括の松川博敬チーフ・プロデューサー(CP)は「タイトルの『らんまん』は春爛漫の『らんまん』、そして天真爛漫の『らんまん』です。花がらんまんと咲き誇って植物の生命力が旺盛な様子を表すとともに、主人公の万太郎くんが笑顔で明るく天真らんまんに突き進んでいくさまをイメージしました。明るい春のスタートにふさわしいタイトルだと思いませんか?」とタイトルに込めた思いを説明。

 NHKによると、松川CPも“「ん」の吉兆”は認識していたというが、「春爛漫」「天真爛漫」から命名。結果的に、ちょうどよく“法則”が発動された。

 神木の朝ドラ出演は07年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目となり、主演は初。男性主演は20年前期「エール」の窪田正孝(33)以来3年ぶり12人目。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏、演出は18年後期「まんぷく」などの渡邊良雄監督らが務める。

 朝ドラ通算108作目。明治維新から大正・昭和、激動の時代の渦中、高知と東京を舞台に、主人公・槙野万太郎(まきの・まんたろう)の喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花や瑞々しい里山の情景とともに描く。天才植物学者・牧野富太郎(1862―1957)をモデルに、ただひたすらに愛する草花と向き合い続けた、ある植物学者の波乱万丈のフィクションとして大胆に再構成。原作はない。

 クランクインは今年初秋を予定。

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2022年2月2日のニュース