来年23年春の朝ドラは「らんまん」主演は神木隆之介「驚きました」日本植物学の父・牧野富太郎がモデル

[ 2022年2月2日 11:05 ]

2023年度前期のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主演に決まった神木隆之介
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 NHKは2日、2023年度前期の連続テレビ小説が日本植物学の父・牧野富太郎をモデルにした「らんまん」、主演が俳優の神木隆之介(28)に決まったと発表した。神木の朝ドラ出演は07年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目で、初主演。男性主演は20年前期「エール」の窪田正孝(33)以来3年ぶり12人目となる。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏が務める。

 朝ドラ通算108作目。明治維新から大正・昭和、激動の時代の渦中、高知と東京を舞台に、主人公・槙野万太郎(まきの・まんたろう)の喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花やみずみずしい里山の情景とともに描く。天才植物学者・牧野富太郎(1862―1957)をモデルに、ただひたすらに愛する草花と向き合い続けた、ある植物学者の波乱万丈のフィクションとして大胆に再構成。原作はない。演出は18年後期「まんぷく」などの渡邊良雄監督ら。

 神木は同局を通じて「人生でこんなにうれしいことが起きるのかと驚きました。それと同時に長く深く誰かの人生を生きるという責任、とにかくひたすら一生懸命生きます」と大役への心境。

 「牧野富太郎さんの笑顔を見た時に、なんて素敵な優しい笑顔なんだ、こんなに純粋に屈託ない笑顔ができる牧野さんがすごく羨ましいな、と思うと同時に、優しさに包まれる気持ちになりました。僕も牧野さんみたいな素敵な笑顔が似合う人になれるように、また、見てくださる方が優しい気持ちに、そして、笑顔になっていただけるように精いっぱい頑張ります。よろしくお願いします」と張り切っている。

 制作統括の松川博敬チーフ・プロデューサーは「タイトルの『らんまん』は春爛漫の『らんまん』、そして天真爛漫の『らんまん』です。花がらんまんと咲き誇って植物の生命力が旺盛な様子を表すとともに、主人公の万太郎くんが笑顔で明るく天真らんまんに突き進んでいくさまをイメージしました。明るい春のスタートにふさわしいタイトルだと思いませんか?」とタイトルに込めた思いを説明。

 「主演は神木隆之介さん。見てると、何だかワクワク楽しい気持ちになる俳優さんです。そして、モデルは天才植物学者の牧野富太郎さん。大好きな植物のため、どんな困難にもめげず一途に突き進んでいく、ぶっ飛んだ傑物です。何だか明るい朝ドラになりそうな予感がしませんか?毎日、朝が来るのが楽しみになるようなドラマ『らんまん』を誠心誠意お届けしたいと思います」と意気込んでいる。

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2022年2月2日のニュース