若狭勝弁護士 石原慎太郎氏を追悼「政治家のあるべき姿を示していた…強い信念で言うべきことは言う」

[ 2022年2月2日 10:13 ]

若狭勝弁護士
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 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(65)が2日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。1日に死去した元東京都知事で作家の石原慎太郎氏(享年89)を追悼した。

 石原氏は、東京都知事を13年半務め、タカ派政治家の代表格としても知られた。2013年に軽い脳梗塞を発症したが、14年の政界引退後も精力的に執筆活動を続けた。翌15年2月に再び脳梗塞を発症してリハビリを続けていた。差別的発言で物議を醸すことも少なくなかった。「『NO』と言える日本―新日米関係の方策―」など多くの著書を残した。膵臓(すいぞう)がんを昨年10月に再発していた。

 若狭氏は「ある意味、政治家のあるべき姿を石原さんが示していたというふうにすごい思います。歯に衣着せぬということなんですが、今の政治家は歯に2つも3つも衣を着せて歯を見せない、口を開かない政治家がいるわけですけれど、そうあっては国民に対してはしっかりとした政治ができないと。リーダーシップのもとで、強い信念のもとで言うべきことは言うと。しがらみには負けないというような姿っていうのを、石原さんが示していたと思います」と偲んだ。

 そして「石原さんも功罪というか、いいところばっかりではないのかも知れませんけれど、私は政治家って、てんびんだと思うんですよね」と言い、「ですから完全な人って政治家の中にも当然いないわけですけれど、どっちが優れているかと。得手不得手っていうのがあって不得手な部分は誰もがあるのかも知れませんが、優れている部分、それをてんびんにかけて優れている部分を評価するというのが、われわれ国民の政治家に対しての評価基準ではないかと思う」と持論を述べ、「その意味では石原さんはてんびんにかけて優れている、自分の信念に基づいてしっかりとしたやるべきことはやっていると。誰が何と言おうと突き進むという行動力、発信力っていうのが優れているというので非常に政治家としては、あるべき人だったなと思っています」と話した。

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2022年2月2日のニュース