突発性難聴で休養のHey!Say!JUMP八乙女光 主演舞台も降板、治療を最優先「お時間ください」

[ 2022年1月30日 05:30 ]

「Hey!Say!JUMP」の八乙女光
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 Hey!Say!JUMPの八乙女光(31)が29日、突発性難聴の治療に専念するため、芸能活動を当面休止することを所属するジャニーズ事務所を通じて発表した。「必ず、また元気な姿を見せたいので、今は完治するお時間をください。僕が戻ってくるのを待っていてもらえるとうれしいです」と呼び掛けた。この日、薮宏太(31)と生出演したNHKラジオ第1「らじらー!サタデー」でも報告した。

 症状が出たのは左耳。昨年12月末に異変が生じた。「テレビの収録中に耳鳴りとめまいが起きたのが始まりで、一日中症状が続き、夜も耳鳴りがひどくて眠れない状態でした」と回顧。すぐに病院を受診し、突発性難聴と診断された。

 今月の全国ツアーでは防音用のイヤーカフを着用して出演。芸能活動と並行して通院治療を行っていた。同じ病気を2017年に発症したKinKi Kids堂本剛(42)にも相談し、約2時間にわたってアドバイスを受けたという。

 病状を「難聴具合は良くなってきている」と説明。一方で「大きな音などを聞くと少しめまいがする。複数で話すと誰が何を話しているのか分からないノイズが頭の中で起きて、バラエティーや音楽活動をすることも難しい」とも明かした。

 現在、日本テレビ「スクール革命!」などレギュラー番組4本に出演。同局関係者は「対応は検討中」とした。4月からは舞台「こどもの一生」に主演予定だったが、降板した。治療をしながらの活動継続も検討したが「今頂いているお仕事を、100%乗り越えられるかと考えた時に、今の僕の回復状態では難しい」と事務所やメンバーとの話し合いの上で決断。医師から「このままだと完治しない」と告げられたことも大きかったという。

 今後は通院治療を行いながら、経過観察をしていく。復帰時期は未定だが、グループは11月14日にデビューから15年の節目を迎える。八乙女は「記念すべき日に戻ることを目標にして、完治に向けて治療に専念したい」と力強く前を向いた。

 ◇八乙女 光(やおとめ・ひかる)1990年(平2)12月2日生まれ、宮城県出身の31歳。2002年12月に入所。ジャニーズJr.「Ya―Ya―yah」の一員として人気を集める。07年11月14日にHey!Say!JUMPの一員としてCDデビュー。主な出演作にTBS「3年B組金八先生(第7シリーズ)」日本テレビ「孤食ロボット」。血液型O。

 ▽突発性難聴 内耳に突然異常が生じ、片方の耳がほとんど、もしくは全く聞こえなくなる病気。耳鳴りやめまい、吐き気を伴うケースもあり、年齢や性別に関係なく発症する。原因は不明だが、ウイルス感染や内耳の血流不良などが考えられている。主に薬物療法が行われ、完治する人は約3分の1。早期の発見と治療が重要とされている。芸能界では浜崎あゆみ(43)や小室哲哉(63)らが突発性難聴となったことを明かしている。

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2022年1月30日のニュース