中居正広「昔から時代に合わせるというより自分たちで時代をつくりたい」「その意識はずっと」

[ 2022年1月30日 16:43 ]

中居正広
Photo By スポニチ

 タレントの中居正広(49)が29日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「中居正広 ON&ON AIR」(土曜後11・00)に出演。「時代をつくる」ことに懸ける熱い思いを口にする場面があった。

 この日はリスナーから届いたハガキを次々に読んだ中居。その中に「中居くんが出る、出ない関係なく、新番組の初回放送はチェックしたりしますか?」というものがあった。これに「チェックしないですね」と答えた中居。「よく女の子が、たとえば1月からドラマが始まりますとか4月からドラマ始まりますって(時に)一応第1回は全部録画して1回目を見ておもしろそうなのだけは2回目以降も見る、私には合わないなってやつは2回目以降見ない、みたいなの聞いたことある。それ、すごいなーって。ちょっと僕の感覚にはないなと思ったりするけども」とまずは胸中を明かした。

 そして、新番組の初回放送チェックは昔からしていないとした上で、さらに「ここ4、5年、新番組が始まりますっていって新聞を見て。噂になっている新番組。で、ラテ欄見て。なんとなく想像がつくというか。もう想像がついたらつまんないっていうか、ね。想像を超えてほしいっていうのはやっぱりありますけど」と思いを語った中居。

 10日間ほどあった年末年始の休みの中でテレビ番組を見ていて思ったこととして「ある番組が、今の時代に合わせてこうなったんですかねぇ、このような放送になったのかなって。今の時代に合わせてこういう番組づくりって。なんかそんな話を聞くと、僕、別にカッコつけてるわけじゃないですけど、時代に合わせて制作をする…。今、スタッフも『そういう時代なんで』『そういう時代に合わせないと』とか言われると。あの…。何も言えないっていうか。見通しがついてしまうなという感じかな」と言葉を選びながら説明した。そして「僕らはどっちかっていうと、こっちのメディアのほうですから」と中居。「時代に合わせるんじゃなくて、自分たちで時代をやっぱりつくりたいっていう意識がものすごく強いんですよ」と声に力を込めた。

 「たとえば番組に『“時の人”が来ますんで!』って。“時の人”が来てくれるのは全然うれしいです。でも、もっと言うならば、この番組で“時の人”をつくりたいな、とか。自分たちの番組でいま話題の人をつくりたいな…。意識ね。なかなか難しかったりしますけど。時代に合わせることも大事。ニーズに合わせることも大事なんですけど、僕は昔から時代に合わせるというより自分たちで時代をつくりたいっていう…うん。だから『今の時代に合った番組づくりになってるんでしょうね』って聞くと、いやいや…時代に合わせなくなっていいんじゃないですか?時代つくってくださいよ、この番組で…。『今すごく注目されている人がきょうナント来るんです…』。いやいや、この番組で注目されるような人をつくりましょうよって…いう意識。それができるかできないかは別として。その意識はずっと持っていたいなとは思いますよね」と落ち着いた声のトーンで思いを口にしていた。

続きを表示

2022年1月30日のニュース