石田明 極貧の少年時代 6人家族も家賃払えずシェアハウス、米、調味料をきょうだいで「借りに行ったり」

[ 2022年1月30日 14:46 ]

「NON STYLE」の石田明
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 お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明(41)が29日放送のTBS系「人生最高レストラン」(土曜後11・30)に出演。貧しかった少年時代を振りかえった。

 石田は少年時代について、「ほんまにメチャメチャ貧乏で、市営住宅に住んでたんですけど、6人家族なんですね。父、母と4人きょうだいで、僕末っ子なんですけど。お父さん、板前なんですけど、すぐケンカして。給料ももらわず帰って来て、あとはギャンブルでみたいな」と説明した。

 「そんな人やったんでお金もなく、家賃払えなかったんで、4万2000円やったかな」とし、「だから、知らない家族、3人家族を募って。“テラスハウス”のはしりやと思ってもらったらいい。家賃半々にして。母親1人できょうだい2人、男の子と女の子。間取りは4畳半、5畳、5畳みたいな。で1部屋を貸して」とシェアハウス生活を行っていたとした。

 父はさらに「いろんなところでいろんなもんを見つけてくるんですよ。『インコは金になる』って言って大量のインコを…。めっちゃでかい鳥かごがあって。『インコは繁殖がボロいらしいぞ』って言って」と石田。結果は「子どもが全員インコのせいでぜんそくになって」と笑わせた。

 普段の食事は「もやしにしょうゆかけてちょっと…。白米はご近所の人にもらえたりとか、でかめの市営住宅やったんで、基本的に塩、こしょうとか調味料とかも借りに行ったりとかして。きょうだいがバラバラに行くんですよ。子どもが行ったら断りにくいじゃないですか。だから、お米と何か一品みたいな。ウインナーはたまにありましたね。焼き魚は出ないですね」と回顧。一番のごちそうは「白菜と豚炊いたん。初めて食べたときは感動しましたね。余裕あるときしかなかったんですけど、小学校の後半ぐらいになったらひと月に一回ぐらい出るかなあという」と明かした。

 外食もしたことはなかったが、一度父の職場の系列レストランの無料券をもらい食事をしたことがあるとし、「ハンバーグステーキが食べれるってことになって。『ウオーッ!ハンバーグでステーキ、なんやそれ』みたいな」。食べ方も分からず、「当日、緊張とストレスで、きょうだい全員口内炎まみれになって。全然楽しまれへん状態。痛いけどうまくて」と振り返った。

 MCの加藤浩次が「働かないで、金も入れないで。どうしようもない親父じゃん」と話すと、石田は「そうなんですけど、マジで親父信じれんほど強かったんですよ。マジでメチャクチャ怖くて。うちのきょうだい、反抗期ないんですよ。ずっとみんな敬語でした」。キャッチボールは1回したことがあるが、「子どもに投げるスピードじゃないです。それで終わりました『なんやお前下手やの』言うて」。

 加藤が「喜んでんだろ、今は」と話すと、石田は「今は喜んでますね。メチャメチャ会話します。親父はだからもともと悪い奴特有の奴なんで、こういう話したら、どや顔で地元歩き回ります。『またあいつ大げさに言うてなあ』って」と再び笑わせた。

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2022年1月30日のニュース