渡辺王将の封じ手は「5六歩」 王将戦第3局対局再開

[ 2022年1月30日 09:04 ]

<王将戦第3局第2日>一礼する渡辺王将(右)と藤井竜王
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 渡辺明王将(37=名人、棋王の3冠)に藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)が挑戦する第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第3局が30日午前9時、前日から行われている栃木県大田原市の「ホテル花月」で再開された。

 午前8時45分、挑戦者の藤井竜王が対局場に入室。5分後に渡辺王将が姿を見せ、対局1日目の指し手を再現した。王将が1日目に封じた62手目を、立会人の深浦康市九段が開封。封じ手は「5六歩」だった。

 連勝で、勝てば史上最年少5冠へ王手がかかる藤井竜王は「地下鉄飛車」を模索。開通を目指す竜王に対し、渡辺王将が反発するように中央で開戦。第3局はきょう夕方頃の決着が見込まれている。

 持ち時間各8時間のうち、先手の藤井竜王が4時間29分、後手の渡辺王将が4時間4分。副立会は戸辺誠七段、記録係は深浦門下の斎藤優希三段が務める。

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