OSKが大阪松竹座で創立百周年記念式典 楊琳「発展のために劇団員力を合わせて」

[ 2022年1月30日 17:49 ]

創立100周年の記念式典を終え「本当にホッとした」と話すOSK日本歌劇団トップスターの楊琳(右)と特別専科の前トップ桐生麻耶
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 OSK日本歌劇団の「創立百周年記念式典」が30日、大阪松竹座で行われトップスター・楊琳(やん・りん)が「皆様に頂いた感謝を忘れず、今後も発展のために劇団員力を合わせていきたい」などとあいさつした。

 劇場には、元トップ・桜花昇ぼる(年齢非公表)らOG250人も駆けつけ、劇団のテーマソング「桜咲く国」を劇団員全員が合唱。劇場の閉鎖や支援の打ち切りなど、存続さえ危ぶまれたOSKの歴史を念頭に、楊は「時代それぞれの困難に立ち向かいながら、こうして、創立100周年という記念すべき日を迎え大変感激しております」と、感無量の表情だった。さらに、新型コロナ感染の拡大で公演中止や延期も相次ぎ「今も厳しい状況でありますが、この困難を劇団員、力を合わせて正面から立ち向かっていく、あきらめない力、その生命力こそが先輩方から受け継いだ私たち、の伝統のひとつ」と結んだ。

 式典後、前トップで特別専科の桐生麻耶(きりゅう・あさや)とともに取材に応じ、楊は「昨日の夜からドキドキして落ち着かなかった。舞台でも自分であって自分でないような気持ちでした」。

 さらに、同劇場での100周年記念公演「レビュー春のおどり」(2月5~20日)を控え桐生は「OSKの大切さ、伝統を継承しなければ、と強く思いました」と表情を引き締めていた。

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2022年1月30日のニュース