橋下徹氏 現在の日本のコロナ対策「専門家会議が機能してない」「専門家の皆さんしっかり言ってくれよ」

[ 2022年1月6日 09:42 ]

橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。日本政府が5日に新型コロナウイルス感染が急拡大する沖縄県に関し、「まん延防止等重点措置」の適用を7日に決定する方向で調整に入ったことに言及した。

 政府は感染状況を踏まえ、広島、山口両県についても要請があれば追加を検討する。期間はいずれも9~31日を想定。国内の新規感染者は5日、新たに2638人が確認され、前日から倍増した。2000人を上回るのは昨年9月26日以来。沖縄県で623人、東京都で390人、大阪府で244人、広島で138人、山口で104人など。感染力が強いとされる新変異株「オミクロン株」も石川、山梨、愛媛、大分などで確認されており、感染の急拡大による医療体制への影響が懸念される。

 MCの谷原章介が「海外は経済を回す方向でいってますけれども、日本はどういうふうに対策していくのがいいと思いますか?」と聞くと、橋下氏は「日本の政府に置かれている専門家会議が全く機能していない」と指摘し、「それから日本のいろいろな感染症の専門家の皆さんに申し訳ないんですけれども、やっぱり感染症の専門家の皆さんの意見が国民に響いてないところがあると思う」と自身の見解を述べた。

 そして「僕は感染症の専門家ではないですけれども、法律の専門家、あと政治を経験したということで論理で考えてみれば、規制強化ってことを感染症の専門家の皆さんは言うんですが、どれくらいの規制をやったらどれくらいの効果があるのかということが、この2年間全く検証されてないんですよ」と言い、「はっきり分かることは中国ほどのロックダウンをやれば効果があることははっきりしてます。ただこれは民主国家ではできない」とし「一方でマスクを着けたり日本人がやっている手洗いなどの感染対策で、世界各国を比べてみると日本の感染者数とか死者数は著しく少ないわけですよね。ということであればマスクの着用や手洗いとかはきちっとやることは効果がある。ここまでは分かっているわけです」と説明。

 その上で「ところが日本の法律を見てください。まん延防止って何やるかっていえば、特定の業種だけの営業を時間短縮するだけですよ。これで効果あるんですか。僕ずっとこの番組でも言い続けているんですけど、まん延防止をやっても全然政治家は耳を傾けてくれないんです。マスクの着用の義務化をやってないんですよ、日本は。まずこっちじゃないんですか」と自身の考えを述べ、「マスクの着用とか感染対策、国民一般に対してきちっとやりましょうってことの義務が先決であって、社会経済活動の抑制をするんだったら、もしそれを本気でやるんだったら中国並みにやるかどうかですよ。ホントね、日本の感染症の専門家の皆さんね、ちょっとしっかり言ってくれよって思いますね」と話した。

続きを表示

2022年1月6日のニュース