古市憲寿氏 沖縄県知事に異論「危険…本来、病気が理由である集団を差別するって本当は1番のタブー」

[ 2022年1月6日 10:14 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(36)が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。日本政府が5日に新型コロナウイルス感染が急拡大する沖縄県に関し、「まん延防止等重点措置」の適用を7日に決定する方向で調整に入ったことに言及した。

 政府は感染状況を踏まえ、広島、山口両県についても要請があれば追加を検討する。期間はいずれも9~31日を想定。国内の新規感染者は5日、新たに2638人が確認され、前日から倍増した。2000人を上回るのは昨年9月26日以来。沖縄県で623人、東京都で390人、大阪府で244人、広島で138人、山口で104人など。感染力が強いとされる新変異株「オミクロン株」も石川、山梨、愛媛、大分などで確認されており、感染の急拡大による医療体制への影響が懸念される。

 古市氏は、沖縄県の玉城デニー知事が「米軍からの染み出しが感染拡大の大きな要因になっていることは間違いない」などと発言したことに「沖縄県知事の発言はちょっと危険だと思うんですね」と言い、「確かに米軍に対する怒りは分かる。怒りは分かるんだけれども、本来、病気が理由である集団を差別するって本当は1番のタブーじゃないですか。にもかかわらず米軍が由来で感染拡大しているってことはある種、沖縄県知事は明言してしまっている。これって欧米で起こったようなアジア人差別とすごい近い気もしていて、そういうことをあおるような発言はちょっと政治家としてはどうなのかな。人々の差別意識みたいなものの方が僕はちょっと今、警戒感がありますね」と自身の意見を述べた。

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2022年1月6日のニュース