今月役者デビューの新人女優・上原千果 なぎなたで学んだ“攻め”の姿勢

[ 2022年1月6日 05:00 ]

晴れ着姿で笑顔の上原千果(撮影・沢田 明徳)
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 舞台「hana―1970、コザが燃えた日」(9日開幕、東京芸術劇場プレイハウスほか)で役者デビューする新人女優の上原千果(15)が5日、目黒区の大円寺でヒット祈願を行った。本作は俳優松山ケンイチ(36)主演で、米国統治下の沖縄で起きた「コザ騒動」を背景にした会話劇。沖縄出身の上原は「デビュー作品が本当に素敵で、気合が入ります」と意気込んだ。

 現在中学3年生の上原にとって、人生初めての取材会。この日は晴れ着姿で登場したが、着用したのは3歳の七五三以来。自分で選んだものだといい「作品名にちなんで花柄のものにしました。似合いますかね?」とはにかんだ。撮影の最中には、おみくじで大吉を引き当てる強運の持ち主。「人生初の大吉です。私、持ってますよね!」と大喜びだった。

 小さい頃からハリウッド作品が好きで、特に「バイオハザード」シリーズなどゾンビ映画が大好き。中学2年生の時にスカウトされ、昨年「ホリプロインターナショナル」に所属。中学ではなぎなた部で汗を流し、昨年の全国大会では団体戦でベスト8入りを果たす実力者だ。とにかく“攻め”のスタイルで試合を展開する方だと話し、「運もあるし、負けず嫌いで努力できるところも強み。女優としても攻めていきたい」と力強く語る。

 憧れの女優は、同郷の二階堂ふみ(27)。「夢は大きくハリウッド進出!世界に羽ばたく女優さんになりたいです」。特殊メークを施してゾンビ役をやってみたいなど、チャレンジ精神も旺盛。期待に胸を高鳴らせ、新たなステージへの一歩を踏み出す。

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2022年1月6日のニュース