林家三平 大喜利メンバー卒業にネット社会らしい葛藤「結局、息子でしたね」

[ 2022年1月6日 15:38 ]

林家三平
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 落語家の林家三平(51)が6日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)にゲスト出演し、「笑点」の大喜利メンバー卒業を決断するに至った切実な理由について語った。

 三平は昨年12月19日の放送で、「表に出て自分のスキルを上げて、また座布団10枚を獲得するためにも勉強し直して参ります」と話し、昨年末をもって大喜利メンバーから外れた。

 「ナイツ」土屋伸之から「離れた理由というか、言えたりするんですか?」とあらためて問われると、三平は「結局、息子でしたね」とつぶやいた。「つまらないとか、ネタがおもしろくないとか、何やってもスベるとか、そういうことを言われたままずっと続けてきたら、息子が幼稚園に通っているんですけど、小学生になった時に誹謗中傷を同級生から言われてしまう可能性が高いじゃないですか?だったら1回離れて、自分を高めないといけないんじゃないかって僕は思いました」。ネット社会らしい悩みの告白だった。

 塙宣之が「僕も分かりますよ。『運動神経悪い芸人』に出た時にみんなから笑われるから、子供が運動会で走る時とかに、ちょっとでも運動神経が悪いような感じで見られたりするのが嫌だったりとかね」と理解を示すと、三平は「何でそこと比べるんだよ!」とツッコミを入れ、笑わせていた。

 番組には、「ぜひまた大喜利のメンバーになってもらいたいです」とエールの便りも届き、三平は「ありがたいです。応援の言葉」と感謝した。「落語に専念しますとかいう方、多いですよね?1回、卒業した方は。僕はそうじゃなくて、人生経験を踏みたいと思っているので。落語ももちろんやりますけど、他のこともどんどんトライしていきたい」と話し、「ラジオをやりたいですね。舞台系のお仕事もしてみたい」と活動の幅を広げたい意向を口にした。

 過去には三遊亭好楽ら、大喜利卒業メンバーが復帰した例もある。三平は「経験を踏んで、戻れるならばまたあそこの場所に戻りたいという意味があります」と、将来の復帰にも意欲を示した。

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2022年1月6日のニュース