綾小路きみまろ コロナ禍で仕事激減 “引退”覚悟も大物芸人の言葉が力に「すごいジーンときました」

[ 2021年12月23日 14:07 ]

漫談家の綾小路きみまろ
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 漫談家の綾小路きみまろ(71)が23日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)にVTR出演。引退を考えた時に、再び舞台に立つ背中を押してくれた大物芸人の存在を明かした。

 昨年の2月からコロナの影響で仕事が激減し、収入も以前と比べて10分の1になったというきみまろ。「本当につらかったですね。このままずっといったら、どうなるんだろうみたいな…」と当時を思い返した。

 コロナ禍での公演では、感染防止の観点から、最前列は空席とし、2列目以降の観客はマスクとフェイスガードを着用するようになったという。「拍手は良いけど、騒がないでくれみたいなそういう通達みたいなのがあって、だからクスクス笑いも分からない、ものすごくやりにくい、どうしようみたいなね」。

 今まで感じたことのない不安に襲われ、脳裏をよぎったのは引退。「70という年になってみて、もうこれで終わりなのかな?みたいな。綾小路きみまろっていう漫談家がもうこの世に必要ないみたいな」と70歳を超え、引き際を模索する日々が続いた。

 しかし、ある大物芸人の言葉がきみまろの心を変えることになった。「ビートたけしさんと番組に出る機会がありまして、『たけしさん引退とか考えたことありますか?』と立ち話でうかがったら、『そんなの考えてないよ。なるようにしかならないんだから、やれるところまでやった方がいいよ』と言われて…」と憧れの存在であるビートたけしの言葉で、心境に大きく変化があったという。「目標とする人だったので、その人に『だめだよ、そんなこと考えちゃ!』って言われたので。私としてはすごいジーンときましたね」とたけしの言葉に背中を押しされ、再び舞台に立つ決意をしたと明かした。

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2021年12月23日のニュース