「高学歴落語家」笑福亭たまが繁昌亭大賞受賞 仁智「野球界で言えば三冠王の落合博満」

[ 2021年12月23日 13:34 ]

「繁昌亭大賞」を受賞した笑福亭たま(中央)と奨励賞の林家染左(左)を祝福する上方落語協会会長の笑福亭仁智
Photo By スポニチ

 京大卒の“高学歴落語家”笑福亭たま(46)が「第16回繁昌亭大賞」を受賞し23日、大阪市内の上方落語協会で喜びの会見を行った。

 たまは「もっと早くこの賞くれてもよかったのに、と思ってたんやけど…」とうそぶきながら「賞は運。運が良かったんやな、と思っています」と笑顔を浮かべた。

 同賞は入門25年目以下で、定席「天満天神繁昌亭」で活躍した落語家に贈られるもので、これまでに桂吉弥(50)らが受賞。今回はコロナ禍で、落語配信を積極的に手掛けるなどした手腕も評価された。「落語家さんにはいろんな個性、意見があって…。上方落語協会会長の苦労はもっとすごいんやろうな~と思いました」と振り返り「先輩はもちろん、後輩が実は(配信などの技術が)めちゃくちゃ進化しているのは感じるので、後輩も見習っていきたい」と締めくくった。

 同協会会長の笑福亭仁智(69)は「新作、古典、配信にマルチなプロデュース力。野球界で言えば三冠王の落合博満」と絶賛した。

 また奨励賞には桂阿か枝(50)、林家染左(50)が選出された。

続きを表示

2021年12月23日のニュース