太田光 悲運の名コンビのぶっ飛びネタに受けた衝撃「そのまんまネタバラシしないで終わった」

[ 2021年12月23日 13:12 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が、22日放送のテレビ朝日系「お笑い実力刃」(水曜後11・15)にVTR出演し、かつての人気コンビ「フォークダンスDE成子坂」のぶっ飛んだネタの思い出話を語った。

 番組では、99年に解散し、ボケの桶田敬太郎さん、ツッコミの村田渚さんが死去した後も語りぐさになっている同コンビを、当時の芸人仲間たちの証言をもとに特集した。

 太田は、同コンビの忘れられないネタがあるという。ある日、共演したお笑いライブでのこと。「フォークダンスは誰にも、我々にも、何をやるか言わない。『ただ佐野元春さんが来てくれるんで』って言うわけ。『うそだろ、お前!』って言ってて。そしたら楽屋に本当に佐野元春って(紙が)貼ってあるんだよね」。舞台でコンビが披露したネタは、2人が“佐野元春”だという人物に、約20分間、延々とインタビューをするというシュールなものだった。

 太田によると「佐野元春に似た人なんだけど、客にはあんまりテレビにもその当時、出てなかったから」と、お客さんの頭の中にもクエスチョンマークが浮かんだままネタが次々と進行。「普通にインタビューしてる。インチキのニセモノの(佐野元春に)、『作曲する時はこんな感じで』って。誰も何やってるかさっぱり分からない」。挙げ句の果てに「そのまんまネタバラシしないで終わった」といい、「何がやりたいの?って。そんなやつです」と振り返っていた。

 抜群のセンスで数々のネタを生み出した桶田さんに、太田は「発想が誰も考えないようなこと」と非凡さを見いだしていたという。「普段の会話からそう。わけ分かんないんですよ。会話してても、続かないんですよ。ボケてばっかりいるから。だから…話さなくなっちゃったね」。スタジオでVTRを見ていた「サンドウィッチマン」富澤たけしは「あんたもだよ!」とツッコミを入れていた。

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2021年12月23日のニュース