土田晃之 “悲運の名コンビ”に抱いた劣等感「家に帰ってドラえもんの服をたたき付けた」

[ 2021年12月23日 12:45 ]

土田晃之
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 お笑いタレント土田晃之(49)が、22日放送のテレビ朝日系「お笑い実力刃」(水曜後11・15)にVTR出演し、かつての人気コンビ「フォークダンスDE成子坂」の思い出を語った。

 「フォークダンス-」は「タモリのボキャブラ天国」など、数々のお笑い番組などで活躍。活動期間は89~99年と短かったものの、ボケの桶田敬太郎さんのセンス、ツッコミの村田渚さんが生み出す絶妙の間が、いまだに芸人仲間やファンの間で語りぐさになっている。解散後の06年に村田さんが、19年に桶田さんがそれぞれ若くして悲運の死を遂げた名コンビを、番組が特集した。

 「ボキャブラ天国」やお笑いライブなどで共演していた土田は、桶田さんとのセンスの違いを見せつけられた出来事を告白した。当時、土田が組んでいたコンビ「U-turn」と、「フォークダンス-」が偶然にも、ドラえもんを題材にしたネタでかぶったことがあるという。「僕は全身着ぐるみというか、パジャマみたいなのを着てて、ライダース(ジャケットを)着てみたいな。出オチみたいな感じで、見た目でも笑いを取りたいと思ってた」。ところが、桶田が表現したドラえもんは、想像の斜め上を行くものだったという。「その時にフォークさんのドラえもんのネタを見た時に、青いタオルを桶田敬太郎が羽織るだけというか、結ぶだけで。それでドラえもんを表現した時に、家に帰って自分のドラえもんの服をたたき付けた。『(自分は)ダッサいなって。何だよ、あの発想』って、実家の自分の部屋にたたき付けました。すごい覚えてます」と振り返った。

 「フォークダンス-」のネタは桶田さんが作成していた。土田は「桶田さんの発想はすごかった。恥ずかしくて話せない感じでしたね。『俺のことなんて何とも思ってないんだろうな』って」と、劣等感を告白。「くりぃむ(しちゅー)の有田哲平が桶田としゃべっているところとかを見ていると、『すげえセンスの話、してるんだろうな』みたいな感じに俺は見てたので」と、センスの壁を痛感したことを打ち明けた。

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2021年12月23日のニュース