さんまプロデュースの映画「漁港の肉子ちゃん」が「アニー賞」長編インディペンデント作品賞候補に

[ 2021年12月23日 05:30 ]

5月26日、劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」完成報告会で、笑顔を見せる明石家さんま(左)と大竹しのぶ
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 明石家さんま(66)が企画・プロデュースしたアニメーション映画「漁港の肉子ちゃん」(監督渡辺歩)が、アニメ界のアカデミー賞と言われる「第49回アニー賞」の長編インディペンデント作品賞にノミネートされた。同作は西加奈子さんの同名小説が原作で、漁港に係留された船で暮らす母・肉子と娘・キクコの成長を描く物語。原作にほれ込んださんまが、自ら映画化権獲得に動いた。

 「えんとつ町のプペル」などで知られるスタジオ4℃が製作を手掛け、声優に元妻の大竹しのぶ(64)や、木村拓哉(49)と工藤静香(51)の長女Cocomi(20)を起用。主題歌に吉田拓郎(75)の名曲「イメージの詩」のカバーを使うなど、プロデューサーとしての手腕を発揮し多くの話題を提供した。

 これまでノルウェーのベルゲン国際アニメーションフェスティバルのオープニングを飾るなど海外でも上映され、来春には米国で公開予定。アニー賞は1972年にスタートし同部門では細田守監督(54)が19年に「未来のミライ」で受賞しており、さんまが続くことができるか注目だ。

 その細田監督の最新作「竜とそばかすの姫」も同部門をはじめ長編監督賞、脚本賞、美術賞、アニメーション効果賞の5部門でノミネートされた。発表・授賞式は来年2月26日に米ロサンゼルスで開かれる。

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