藤井竜王 来年1月にA級昇級決定の可能性37・5% B級1組で3番手千田七段が2番手佐々木七段に勝利

[ 2021年12月24日 00:37 ]

藤井聡太竜王
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 将棋の名人戦B級1組順位戦が23日、東西の将棋会館で指され、A級昇級を争う千田翔太七段(27)と佐々木勇気七段(27)の同学年対決は114手で千田が勝利した。

 年度を通じ、13人総当たりで昇級2枠を争うB級1組は、10人総当たりで名人挑戦権を争うA級へと直結する。2番手・佐々木は7勝2敗、3番手・千田は7勝3敗になり、この日抜け番で8勝1敗のトップ藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖含め4冠=が来年1月13日の千田戦に勝ち、さらにこの日、三浦弘行九段(47)との3敗対決を制した稲葉陽八段(33)が敗れるなどすれば、37・5%の確率で2局を残して藤井のA級昇級が決まる。

 来年7月に20歳の誕生日を迎える藤井は来年度、A級を制して名人挑戦権を獲得し、さらに再来年度春に開催予定の7番勝負で名人位を奪取すれば、初挑戦にしてラストチャンスで谷川浩司九段(59)が持つ最年少名人記録21歳2カ月を更新する。現在のタイトルホルダーは渡辺明名人(37)=王将、棋王の3冠=。

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2021年12月23日のニュース