大越健介キャスター初登場「報道ステーション」世帯視聴率は11・6%

[ 2021年10月5日 09:13 ]

大越健介氏
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 NHK「ニュースウオッチ9」の元キャスターで、6月末に定年のため退局した大越健介氏(60)がメインキャスターとして初登場したテレビ朝日「報道ステーション」(月~金曜後9・54)が4日に放送され、平均世帯視聴率は11・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが5日、分かった。個人視聴率は6・6%だった。

 同局の富川悠太アナ、森川夕貴アナのコンビで放送した前週の金曜日(10月1日)は世帯平均12・2%(個人6・7%)で、そこから0・6ポイントの下落となった。

 番組冒頭、「10月4日、午後9時54分になりました。新しい報道ステーション、始まります」と大越氏自ら、生まれ変わった番組の始まりを宣言。小木アナから「渋谷から六本木、距離は近いですけども雰囲気どうですか?変わりましたか?」と笑顔で話を向けられ、「渋谷大好きなんですけども、六本木をもっと好きになれるように頑張ります」とNHKのある渋谷より、“移籍先”のテレ朝のある六本木を好きになると「報ステ愛」を強調。注目された第一声は言葉は少ないながらも、報道ステーションとともに頑張っていくという思いにあふれていた。

 大越氏は政治部記者を経て、2010年から「ニュースウオッチ9」のキャスターに就任。現場での人望も厚く「東大野球部出身で体育会系。仕事は厳しく、オフは人懐っこいおじさん。取材の鬼として知られていた」(NHK関係者)という。公正中立を原則とするNHKにあって、特定秘密保護法や原発再稼働への疑問など、政権への独自の見解をさしはさむ“モノ言うキャスター”と呼ばれた。

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2021年10月5日のニュース