「ドラゴン桜」撮了 長澤まさみ新境地開拓「演じたことのない役柄」前作の生徒から先生&弁護士

[ 2021年6月27日 12:00 ]

日曜劇場「ドラゴン桜」のオールアップを迎え、花束を受け取る阿部寛と長澤まさみ(C)TBS
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 27日に最終回(第10話)を迎えるTBS日曜劇場「ドラゴン桜」(日曜後9・00)の主演を務める俳優の阿部寛(57)と女優の長澤まさみ(34)がこのほど、揃ってクランクアップを迎えた。約4カ月にわたる撮影を完走し、オールアップ。長澤は「今回は東大専科の先生であり、弁護士でもあるという役で、今までに演じたことのない役柄でした。16年前と同じ人物ではあったのですが、新たな水野直美として現場にいたように感じています」と新境地を開拓した。最終回は15分拡大。東大受験と買収劇のダブル大逆転に注目が集まる。

 阿部と長澤が全撮影を終えた瞬間、一足先にクランクアップを迎えていた生徒役キャストたちがお祝いに駆けつけた。2人は4カ月の撮影を無事に終えられた喜びを、サプライズ登場した教え子たちと分かち合った。

 阿部が主演を務め、2005年7月期に金曜ドラマ枠でヒットした学園ドラマの16年ぶり新シリーズ。前作は、経営難の三流私立校・龍山高校を舞台に、元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部)が落ちこぼれの生徒を東大合格へ導いた。今回の原作は、18年から週刊漫画誌「モーニング」(講談社)に連載されていた三田紀房氏の「ドラゴン桜2」。前作の原作「ドラゴン桜」(03~07年連載)の15年後を描くが、今作は現代の日曜劇場にふさわしいエッセンスを盛り込んだドラマオリジナルの物語が展開されている。

 阿部が伝説の弁護士・桜木役に再び挑戦。長澤が桜木の教え子・水野直美役を続投。水野は一浪して東大に合格し、弁護士資格を取得した。続編はドラマオリジナルの舞台・龍海学園の教頭・高原浩之(及川光博)が学園再建のため、桜木と水野を招き、幕を開けた。

 最終回は、共通テストを終え、瀬戸(高橋海人)は合格には非常に厳しいライン、藤井(鈴鹿央士)も思うように点数を取れず、文系への転向を余儀なくされた。東大専科から離脱した瀬戸に、桜木(阿部)は“あること”を告げるのだが…。そして藤井も一世一代の大勝負に出る。それぞれの決意を胸に、共通テストの結果発表の日がやってくる。果たして結果は…?一方、学園買収には教頭の高原(及川)が関わり、坂本(林遣都)と米山(佐野勇斗)も加担していた。着々と進む学園売却の準備に、桜木と水野(長澤)はなす術なく。しかし、合格へ全力を尽くす生徒たちの日々が続く。そんな中、桜木は“とある秘策”を提示。東大受験、買収劇、共に大逆転に導けるか?そして迎える涙の合格発表、思いも寄らない奇跡が舞い降りる…という展開。

 長澤は「今回は東大専科の先生であり、弁護士でもあるという役で、今までに演じたことのない役柄でした。16年前と同じ人物ではあったのですが、新たな水野直美として現場にいたように感じています。そんな中で水野という人物を無事に演じ切れたのは、阿部さん、生徒役の皆さん、スタッフの皆さんがいてくださったおかげだと思っています。約4カ月間、本当に充実した日々を送らせていただきました。ありがとうございました。良い経験になりました。皆さん、お疲れさまでした」と感謝の言葉を紡いだ。

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2021年6月27日のニュース