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志村けんさん銅像完成 特別素材で耐久性は「5000年」だいじょぶだぁ

[ 2021年6月27日 05:30 ]

東村山駅前に設置された志村けんさんの銅像(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 新型コロナウイルスによる肺炎で昨年3月29日に亡くなった志村けんさん(享年70)の功績を称える銅像が完成し26日、故郷の東京都東村山市の西武鉄道、東村山駅前で除幕式が行われた。「ザ・ドリフターズ」の高木ブー(88)、志村さんの兄知之さん(74)らが出席。天国の志村さんに「アイーン」ポーズの銅像完成を報告した。

 携えた遺影を銅像に向け、志村さんがその姿を確認できるようにした知之さん。銅像の表情について「自然な笑顔がいいね」と目を細めた。高木はドリフのメンバーを代表して参加。「永久に志村とともにドリフターズの名前が残るんじゃないか」と声を弾ませた。

 銅像の衣装は羽織、はかま。志村さんと身長や体形が似ていることから、知之さんがはかまをはくなど制作に全面協力した。当初はジャンパー、ジーパン、帽子というラフな格好だったが、知之さんは「永久に残るものだし、日本の心を感じさせる姿がよかった」と説明。銅像プロジェクト実行委員会と協議を重ねて決めたという。

 銅像の制作費は総額約1500万円。高さは足元の石を含めて約1メートル84。重さは284キロ。台座には「多くの笑いと感動をありがとう」と刻まれた。

 素材には「5000年」もの耐久性が想定される頑丈な青銅が使用された。制作を引き受けた黒谷美術(本社・富山県立山町)の黒谷政弘社長は「通常の青銅で弊社が想定している耐久性は2000年です。今回は成分が銅95%と通常より10%多いハイグレードな素材で、鋳造の厚みもあることから5000年の耐久性が想定されます」と語った。

 実行委が昨秋クラウドファンディング(CF)で資金を募ると、約2700万円が集まった。志村さんの銅像は市が管理。資金から制作費、設置費などを除いた資金で、市は維持管理をしていく。

 志村さんの功績とともに、コロナ禍の記憶と教訓を後世に語り継ぐために制作された「アイーン」像。志村さんは自らが全国区にした東村山市を、いつまでも見守っていく。

 《兄知之さんが聖火リレー“代走”》式典に出席した東村山市の渡部尚市長(59)は、志村さんに決まっていた東京五輪の聖火リレー走者に“代走”として知之さんが選ばれたと明かした。知之さんによると、志村さんは聖火ランナーとして走ることを楽しみにしていたという。「弟の思いもあるので一生懸命走りたい」と意気込んだ。知之さんは7月13日、銅像などがある東村山駅東口ロータリーから約200メートルを走る予定。

 《制作参考用に本紙写真提供》実行委から「志村さんの写真を探している」との相談を受けてスポニチ本紙も協力した。志村さんが生き生きとした表情でアイーンのポーズをとるカットなど複数の写真を貸与。中野陽介委員長は「写真は銅像を手掛けた作家のアトリエに送り、制作の参考にさせていただきました」とコメントした。

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