古舘伊知郎 ゴーン被告と対面時に思わず「うまいな~!」と感じた人心掌握術

[ 2021年6月27日 16:08 ]

古舘伊知郎
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(66)が27日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)に出演。レバノンに逃亡した元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(67)について、過去の対面時に抱いた印象を語った。

 この日はゴーン被告の日本への身柄引き渡しがかなわない理由ともなっているレバノンと未締結の「犯罪人引き渡し条約」について議論。古館は、ゴーン被告が逮捕された事件について「第1幕は、天才詐欺師と会社(日産)の構図だと思う」と語った。

 かつて、メーンキャスターを務めたテレビ朝日「報道ステーション」でゴーン被告と対面した。「コストカッターとか言われて天才経営者だと尊敬し、同時通訳をはさんで、いろいろ聞いた」といい、「うまいなあ~!と思ったのは、怒濤(どとう)のようにしゃべったかと思ったら、僕の質問をしっかりと聞くんですよ」と回想。「天才詐欺師は、話し上手を超えて聞く天才だという定義がありますけど、ゴーンさんのあのメリハリは凄かった」と、人心掌握にたけた?ゴーン被告の印象を振り返った。

 また、逃亡劇について「楽器の箱に入って(関西国際空港を)通過しちゃったことにみんな目が行き過ぎてる」と指摘。「拘置所から道路工事のコスプレで出てきて話題になった時、この男は何かになりすまして逃げるぞ、と誰も思わなかった。楽器の箱以前に、道路工事で誰かがピンと来ないといけなかった」と持論を展開していた。

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2021年6月27日のニュース