膀胱がん 男性患者の60%が喫煙原因、禁煙すれば発症リスク軽減

[ 2021年4月5日 05:45 ]

ライブツアー初日に出演した、サンドウィッチマンの伊達みきお(左)と富澤たけし
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 先月中旬にステージ1の膀胱(ぼうこう)がんの手術を受けたお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(46)が4日、福島県南相馬市民文化会館でコンビの単独ライブを行った。

 喫煙は膀胱がんの最大の危険因子とされている。医療関係者は「タバコの煙の発がん性物質の多くは血液に溶けて全身を回り、血液の成分から生成される尿には多くの発がん性物質が含まれる。膀胱はこうした尿に慢性的にさらされることでがんを発症しやすくなる」と説明。また、膀胱がんを罹患(りかん)した後も喫煙を続けると、再発の危険性も高まるという。

 喫煙者の膀胱がん発症リスクは、非喫煙者と比べて2~4倍とされる。また、膀胱がん患者の男性60%、女性30%は喫煙が原因とするデータもある。ただ、喫煙者も禁煙すれば発症リスクを軽減することができる。禁煙を15年以上続けると、非喫煙者よりも少し高いレベルにまで下がるという。

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2021年4月5日のニュース