仲邑菫初段 史上最年少二段へあと1勝 兄弟子破って公式戦9連勝

[ 2021年3月11日 20:43 ]

史上最年少二段まであと1勝とした仲邑菫初段(提供・日本棋院)
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 囲碁の小学生プロ、仲邑菫初段(12)は11日、大阪市で打たれた第46期棋聖戦ファーストトーナメント予選の準々決勝で同じ父・信也九段門下の兄弟子・但馬慎吾六段(37)を破り、準決勝に進出した。仲邑は公式戦9連勝で、二段への昇段にあと1勝と迫った。

 二段に昇段するには、プロ入り後、7大タイトル戦などの特定の棋戦で30勝する必要があり、女性棋戦は対象外となっている。仲邑の次戦は15日。第28期阿含・桐山杯予選Bで松原大成六段(48)と対戦し、勝てば昇段が決まる。

 二段昇段の最年少記録は趙治勲名誉名人(64)の12歳3カ月。今月2日、12歳の誕生日を迎えたばかりの仲邑が二段昇段すればその最年少記録を更新する。

 この日の対局は持ち時間各3時間で行われ、仲邑が248手で白番半目勝ちを収めた。仲邑は「(昇段まであと1勝を)少し意識していますが、次の対局もいつも通り頑張ります」とコメントした。

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2021年3月11日のニュース