渡辺徹 聖火ランナー辞退に無念「本当にスケジュールなんです」 妻・榊原郁恵の“伴走計画”あった

[ 2021年3月11日 18:40 ]

ミュジーカル「アリージャンス~忠誠~」の公開稽古前に会見した、左から、海宝直人、濱田めぐみ、渡辺徹
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 女優の濱田めぐみ(48)、俳優の海宝直人(32)、渡辺徹(59)が11日、東京国際フォーラムホールCで12日に開幕するミュージカル「アリージャンス~忠誠~」の公開稽古を行った。この日が東日本大震災から10年。稽古前に濱田ら3人は犠牲者へ黙祷をささげた。

 第2次大戦下の米国で、「日系人である」というだけで強制収容所に入れられた家族の実話を元にしたストーリー。15年にブロードウエーで上演された作品で、日本初演となる。家族の絆などが描かれており、濱田は「作品のメッセージやテーマが、今を生きている我々ともリンクする。私が生きている環境を見直した」と話した。

 渡辺はミュージカル初挑戦。濱田と海宝の父親役を演じる。歌うのは久しぶりとなるが「昔はトップアイドルでしたから。久しぶりに歌わせて頂くことに喜んでます。ベストテンにも入ってたんですよ」と笑わせた。ミュージカル界のトップスターとの共演となることに「2人の歌を特等席で聴かせていただいてる。ラッキーな立場」と話した。

 夫人の榊原郁恵(61)からアドバイスもあった。「家で歌の練習を鼻歌っぽくやってたら、“ちゃんと声を出して”と。大根を切りながら“ピッチが甘い!”って言われました。アイドルの先輩で、年齢も上だし、デビューも早い。“はい!”としか言えないですよ」と明かして、報道陣を爆笑させた。

 リハーサルのステージで歌い、「気持ち良かった」と感想。ただ舞台公演では毎回、榊原が観劇に来る日だけ「良いとこ見せようとして守りに入る」といい、「今回も1回は守りに入る予定です」とジョークを飛ばした。

 また、渡辺は故郷の茨城県で予定していた東京五輪の聖火リレーのランナーを辞退。「すごく意味があるようにとられちゃっているんですよね。本当にスケジュールなんです」と話し、「昨年、五輪が1年延期となった時点で既に舞台の予定が入っていた」と明らかにした。

 聖火リレーは夫婦で楽しみにしており、榊原は「伴走したい」と意気込んでいたという。「“決まりだから、遠く離れて走る”って意気込んでいたんですけど、それもできなくなっちゃいましたね」と残念そうに話した。

 公演は同所で12日~28日。

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2021年3月11日のニュース