サンドウィッチマン伊達 震災から10年で思い「まだ震災の事言ってるって言われても…伝えないと」

[ 2021年3月11日 13:15 ]

「サンドウィッチマン」伊達みきお
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 お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(46)が11日、自身のブログを更新。11年連続で宮城県気仙沼で“3月11日”を迎えることを明かし、震災から10年の思いをつづった。

 「宮城県・気仙沼です」のタイトルで「宿泊しているホテル観洋の玄関にいた気仙沼の観光キャラクター『ホヤぼーや』と共に笑顔で写る1枚の写真を投稿した。

 「震災から10回目の3月11日。当日もいたから、11年連続で気仙沼に来てる事になるのか…」と伊達。「もう、すっかり気仙沼にも知り合いが出来たり良く行くお店もあったり、今は気仙沼に来るのが楽しみで仕方ない。素敵なお店や美味しいお店も来る度に増えて、新・気仙沼になっている。変わらないのは、人の温かさと魚の旨さ!日本屈指の港町は健在だ。震災直後、泣きながら前を向いて生きてきた地元の方々を見てきたから…今、そんな方達と笑顔で会うと、10年という時間の経過も感じる」とつづった。

 「今日で10年。歯を食い縛り、本当によく頑張ってきました。この地に、縁もゆかりも無いボランティアの方々が泥まみれになって助けてくれたから今がある。縁もゆかりもある我々は、もっと懸命に頑張らないといけない。じゃないと、助けて下さった方々に失礼だ。たった10年経っただけ。行方不明者はまだ2500人以上。捜索は今も続いている。整理がつかない方も多い。遺族は10万人を超える」と続けた。

 「これからも、我々は何も変わらず共に生きて行きます。地元の方々は、とにかく復興に向かって全力で走り続けた10年。疲れも出てくるでしょう。明日から、ほんの少しだけゆっくり…たまには寄り道しながらまた前に進んで欲しいです」と呼びかけ。「あいつら、まだ震災の事言ってるって言われても…伝えないと」と記した。

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2021年3月11日のニュース