生島ヒロシが呼びかけ「教訓を忘れずに…」 被災地応援ソングに涙も

[ 2021年3月11日 12:20 ]

各紙に目を通す生島ヒロシ
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 東日本大震災の発生から11日で丸10年を迎えた。宮城県気仙沼市出身のフリーアナウンサー、生島ヒロシ(70)は妹の亀井喜代美さん(当時57)夫妻を津波で亡くし、万感の思いでレギュラーをつとめるTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)にのぞんだ。

 「いやぁ、3月11日が来ました!」で始まり、10年経過した現在の復興状況やスポーツ新聞に記事が出ていた羽生結弦(26)や田中将大(32)、佐々木朗希(19)などの話題を紹介していった。気丈に番組を進めていた生島が声を詰まらせ、咳き込んだのが映画の堤幸彦監督(65)との対談が終わった直後。気仙沼在住のシンガー・ソングライター熊谷育美(35)が歌い、被災地を勇気づける応援ソングと言われている「雲の遥か」が流れ、「今も込み上げてくるんです」と涙声になった。

 10年前の3月11日午後2時46分、その時、生島は仙台のホテルで講演会の真っ最中だった。いきなり、ドーンと来た生島は「皆さん、隠れてください。私はアナウンサーですので、死んでもマイクは離しません」としゃべり続けたが、停電のためにマイクがダウンし講演会は中止となってしまった。

 あれから10年。「東日本大震災の教訓を忘れずに、一人一人が防災・減災意識を持って一日一日、のぞんで行かないといけないかなと思います」と生島は語っていた。

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2021年3月11日のニュース