深川麻衣、磯村勇斗ら 吉沢亮主演「青天を衝け」で大河初出演

[ 2021年1月26日 14:38 ]

深川麻衣(C)NHK
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 俳優の吉沢亮(26)が主演を務める2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(2月14日スタート、日曜後8・00)の新キャストが26日、同局から発表され、女優の深川麻衣(29)、俳優の磯村勇斗(28)、歌舞伎俳優の尾上右近(28)らが大河ドラマに初出演することが分かった。

 大河ドラマ60作目。24年度上期に20年ぶりに刷新される1万円札の肖像になり、「日本資本主義の父」と呼ばれた実業家・渋沢栄一の生涯を描く。

 深川が演じる和宮は、孝明天皇の妹宮で、第十四代将軍・徳川家茂の正室となる。「時代の波の中で、志を持ち懸命に生きる人々の姿を描く時代劇は、昔からずっと憧れでした。今回、大河ドラマという素晴らしい現場で、錚々たる皆さまとご一緒できる喜び。そして実在した方を演じるという責任の重み。どちらもしっかりと噛み締めながら、日々の撮影に臨みたいと思います」と意気込み。役柄については「史実では、和宮は悲劇の皇女として描かれていることが多い」としながらも、「この作品を通して、時代に翻弄されながらも強く生きた和宮の人生に寄り添いながら、悲しみだけでなく、葛藤の先にある幸せも表現できたら…と思っています」とコメントした。

 磯村は江戸幕府第14代将軍・家茂役。将軍継嗣問題で徳川慶喜の対立候補となるも、大老・井伊直弼(なおすけ)の計略によって、若くして将軍の座につくも、公武合体のため皇女・和宮と結婚。やがて将軍後見職に付いた慶喜に支えられるが、自身の無力さを嘆き、発奮する役どころ。磯村は「今回、初めての大河ドラマ出演という事で、お芝居以外にも身に付ける事が沢山あり、しっかり体に馴染ませて撮影に臨みたいです」と前を向き、「若くして将軍になった家茂は、終わりゆく幕府の時代を苦悩しながらも人の心に寄り添い、一生懸命胸を張って生きようとしていたと思います。徳川第14代将軍を演じるからには、家茂に恥じぬよう短い生涯の生き様を責任を持って生きたいと思います」と力を込めた。

 右近は異国を毛嫌いし、攘夷の決行を幕府に迫る、第121代天皇・孝明天皇を演じる。右近は「大河ドラマというのは日本一のドラマの撮影現場と伺っております。大森美香さんの脚本、そして孝明天皇のお役ということで本当に身に余る光栄にございます」とコメント。「台本をいただき読み進めていく中で、既に何度も感動が!そして自分がこの世界に入るのかと!歌舞伎界の諸先輩方も各時代の帝のお役を勤められています。先人皆様の名に恥じぬよう、騒乱期の幕末の世をしっかりと体現できるよう、日々勉強し、挑んでいきたいと思っています」と前を向いた。

 今回は新キャスト発表の第3弾。磯村、深川、右近のほか、西郷隆盛役の「博多華丸・大吉」の博多華丸(50)、大久保利通役石丸幹二(55)、徳川慶篤役の中島歩(42)、徳川昭武役の板垣李光人(18)、猪飼勝三郎役の遠山俊也(58)、川村恵十郎役の波岡一喜(42)、島津久光役の池田成志(58)、折田要蔵役の徳井優(61)、伊達宗城役の菅原大吉(60)、山内容堂役の水上竜士(56)、岩倉具視役の山内圭哉(49)、中川宮役の奥田洋平(45)、三条実美役の金井勇太(35)梅田慎之介役の渡辺徹(59)が発表された。中島、遠山も大河ドラマ初出演となる。

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