「映画秘宝」編集長による“恫喝DM”を再び謝罪 メディアが個人を攻撃「許しようのない行為」

[ 2021年1月26日 09:50 ]

 月刊映画雑誌「映画秘宝」(双葉社)は26日朝、編集長・岩田和明氏が今月17日に雑誌の公式ツイッターから一般の個人に悪質なDM(ダイレクトメール)を送った件を再度、謝罪した。「恫喝的発言」「雑誌という公共性を持ったメディアが個人に対して攻撃を加える行為を、断じて許せない」と断罪。今後、協議を行い、断固たる処分を下すとした。

 事の発端は今月5日、岩田編集長がTBSラジオ「アフター6ジャンクション」韓国映画特集回に出演。その感想をつぶやいた一般ユーザーの「映画秘宝にあまりいいイメージがない」という主旨のツイートを“苦言”と捉えた岩田編集長が「過労の中で一方的に頭に血がのぼってしまい、憤りを感じてしまった」ため、「今、心の底から深く深く心が傷付き、胸が張り裂けそうなほど大きなショックを受けて、死にたいです」などと記したDMを17日に送付。被害者がDMの内容を公開し、インターネット上で物議を醸していた。

 25日夜、岩田編集長が雑誌の公式ツイッターで謝罪。一夜明けた26日朝、合同会社オフィス秘宝取締役・田野辺尚人氏、映画秘宝編集部一同、映画秘宝相談役・町山智浩氏、柳下毅一郎氏の連名の書面を公式ツイッターに掲載し、再び謝罪した。

 「本誌編集部としては、雑誌という公共性を持ったメディアが個人に対して攻撃を加える行為を、断じて許せない行為だと考えます。被害者の方に深く謝罪を申し上げます」「『映画秘宝』は映画から、差別や暴力の恐ろしさを学び、その上で弱者に寄り添うことを編集上のポリシーとして雑誌の制作を続けてきておりました。今回の岩田の行為は、本誌の心情と真っ向から対立する、許しようのない行為です」

 また、岩田編集長が被害者と直接電話で連絡を取ったことも明かし「謝罪のためとはいえ、被害者にとって暴力的な行為であり、それを未然に防ぐことのできなかった責任は編集部にあると考えております」。今回の件に雑誌の発行元・双葉社は一切、関与していないとした。

 ■「『映画秘宝』編集長・岩田によるダイレクトメッセージによる恫喝に関するご説明」と題した発表は以下の通り。

 この度は小誌「映画秘宝」編集長であり、合同会社オフィス秘宝代表・岩田和明による「映画秘宝公式Twitter」を用いたダイレクトメッセージによる恫喝的発言に関しまして、雑誌「映画秘宝」の制作会社・合同会社オフィス秘宝の出資者であり、相談役である町山智浩氏と柳下毅一郎と、実制作業務を行う編集部一同により、謝罪とご報告をさせていただきます。

 まず岩田に聞き取りをしたことを基に、被害者の方にダイレクトメッセージを送付した経緯をご説明いたします。

 岩田は「仕事などで疲労とストレスがたまっていた際に、小誌編集部に対する意見を書かれているツイートを拝見し、その内容によって頭に血がのぼり、衝動的に攻撃的な内容のダイレクトメッセージを送った」と述べています。

 しかし、本誌編集部としては、雑誌という公共性を持ったメディアが個人に対して攻撃を加える行為を、断じて許せない行為だと考えます。被害者の方に深く謝罪を申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

 さらに看過することができないのは、岩田が被害を与えた方に直接電話で連絡を持ったことです。それは、小誌・編集部が岩田からの謝罪文の送付を待っていたタイミングで、預かり知ることができませんでした。謝罪のためとはいえ、被害者にとって暴力的な行為であり、それを未然に防ぐことのできなかった責任は編集部にあると考えております。

 「映画秘宝」は映画から、差別や暴力の恐ろしさを学び、その上で弱者に寄り添うことを編集上のポリシーとして雑誌の制作を続けてきておりました。今回の岩田の行為は、本誌の心情と真っ向から対立する、許しようのない行為です。

 本誌編集部としては、後日の協議にて、岩田に対して断固たる処分を下します。追って処分内容を、ご報告させていただきます。

 最後に改めて、被害に遭った方に対して、深く謝罪を申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

 今後、被害者の方に誠意ある対応を勤め、信頼回復を目指します。

 なお、この件に関しては発行元である株式会社双葉社は一切関与しておりません。

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