渡辺王将 休まず「作戦練る」、連勝発進から一夜 高槻市内を散策

[ 2021年1月26日 05:30 ]

摂津峡公園桜広場を訪れ高槻市のマスコットキャラクター「はにたん」を手に笑顔を見せる渡辺王将(撮影・奥 調)
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 第70期王将戦7番勝負(主催・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)第2局に勝利した渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=が一夜明けた25日、対局会場となった大阪府高槻市内を散策した。

 挑戦者・永瀬拓矢王座(28)との接戦を制し「疲れました。1日目からずっと終盤戦で、指し掛けの(1日目)夜も考えたから2日間ずっと」と苦笑い。「長考した局面で間違えずに指せたのが大きかった」と我慢比べを制しての連勝発進だったと明かした。栃木県大田原市「ホテル花月」での第3局が30、31日に迫る。「休みたいけれど作戦を練って臨みたい」と意気込みを語った。

 2月6日からは9連覇が懸かる棋王戦とのダブルタイトル戦に突入する。その挑戦者・糸谷哲郎八段(32)が第2局の副立会人として来場したが、「棋王戦のことを考えるのは第3局が終わってから。今は目の前の対局だけです」と大田原対局に全力投球の構えだった。

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2021年1月26日のニュース