藤井七段「熱戦に」 羽生九段と対戦決定でAbemaTVトーナメントが異例の対戦カード“先出し”

[ 2020年6月15日 19:25 ]

AbemaTVトーナメントで対戦する藤井聡太七段と羽生善治九段
Photo By 提供写真

 インターネットテレビ局「ABEMA(アベマ)」は15日、将棋の藤井聡太七段(17)が出場している非公式戦「第3回AbemaTVトーナメント」予選Dグループ第2試合「チーム永瀬」対「Abemaドリームチーム」の対戦カードを発表した。藤井は、ドリームチームのリーダーを務める羽生善治九段(49)と初のフィッシャールール対局に臨む。対局の模様は21日19時から同局の将棋チャンネルで放送される。

 このトーナメントは各5分の持ち時間に、1手指すごとに5秒が加算される変則のフィッシャールールを採用する超早指し棋戦。第1回、2回大会覇者の藤井は、チーム戦でも優勝筆頭候補に挙げられているが、第1試合では広瀬章人八段(33)に連敗を喫するなど波乱の展開となった。通常、試合放送時に発表されていた対戦カードだが、藤井と羽生の激突とあり第1試合放送終了後に異例の“先出し”。放送を見ていたファンを驚かせた。

 現在、藤井は自身初のタイトル戦「棋聖戦」に挑戦中。さらに王位戦も挑戦者決定戦に駒を進めるなど、快進撃を続けている。羽生との初のフィッシャールール対局に向けて、「いいパフォーマンスを出して、熱戦にできれば」とコメント。羽生も「藤井さんはこのルールでも非常に強いのは、解説や対局を見ていてもよくわかる」と対局に期待を寄せた。

続きを表示

2020年6月15日のニュース