道場六三郎氏 奔放な私生活の過去、女性問題で妻に苦労かけるも「料理の鉄人に出てから…」

[ 2020年5月12日 17:41 ]

道場六三郎氏
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 “和の鉄人”として人気を博した料理人・道場六三郎氏(89)が12日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演し、女性関係などで妻を困らせた過去を語った。

 5年前に他界した妻・歌子さんとは東京・赤坂の料亭で出会い、1956年に結婚した。3歳上の姉さん女房でしっかり者だったという。新婚旅行は神戸へ。道場氏は旅行の期間中、神戸在住の友人と会って深酒をしてしまい、「パッと目が覚めたら朝で。あ、しまった!と思ってね。(宿に)帰りましたらポロッと泣かれて。とんでもない、申し訳ない」と語り、手を合わせた。

 司会の黒柳徹子(86)から「ずいぶん女性問題で苦労をかけた?」とたたみかけられると、「あのぉ、2、3ですかね」。自身の店を持つと「酒と女はやめました。料理一筋我が道を行く」との張り紙を店内に貼ったが、「そのうち、のりが乾いてはげて1カ月もあったんですかね、はがれたの。これは神様がいいんだということで…」と語り、徹子を爆笑させた。

 その後、スタジオに登場した道場氏の次女・照子さんは「本当に奔放な父」と表現。道場氏が浮気相手と歩いている現場を「母と姉」に目撃され、気付いた本人が「キュッとUターンした」とのエピソードを披露した。

 道場氏は“和の鉄人”として自身の名を一躍全国区にしたフジテレビ「料理の鉄人」(1993~99年放送)に言及。「63歳、料理の鉄人に出てから全くないからね。そういう関係は、お遊びは。始まってからそういったことがなくなりましたね」と話した。

 妻は晩年、認知症を患った。食べやすい料理をふるまうなど献身的に看病した。「夫婦っていうのは70歳ごろから本当の夫婦関係ができると思うんですよ。本当にいい晩年でしたね。いとおしい」と道場氏。照子さんは「母が認知症になってから(道場氏が)ガラッと変わった。それまでは母に甘えっぱなしだったけど、いい夫に180度変わった。あの何年間があったから、母は最後幸せだったんだろうなと思います」と話していた。

 徹子との合計年齢は175歳、スタジオで軽妙なトークを展開した道場氏は今も現役だ。「今まで作った昔のものをやりたくない」と語り、新たな料理を考え始めると「時々、眠れないこともある」という。若手の料理人が「包丁研ぎ」の重要さを分かっていないと喝を入れるも、最後は「僕、糖尿系(の病気)があるんですよ、お菓子が家にあるとどうしても食べたい。お菓子は我慢しろってよく書くんですけど、なかなか我慢できない」と、バツが悪そうに告白した。

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2020年5月12日のニュース