岡田晴恵教授 唾液でのPCR検査に期待「感度も上がる 医療従事者が飛沫を被ばくすることない」

[ 2020年5月12日 10:52 ]

 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が12日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。厚生労働省が今月中にも唾液検体でのPCR検査を認める方針であることについて「PCR検査の感度も上がる」と期待感を口にした。

 岡田教授は「唾液の中のウイルス量は鼻とかの鼻咽頭よりも5倍量あると。PCR検査の感度も上がるのかなと」と期待感。「大事なことは発症後、2週間ぐらいは陽性に出る。海外のデータだと、潜伏期の発症2日前ぐらいから出そうだよと、そういうところがいいなと。あと(検体を)カップに自分で取るので、医療従事者が飛沫を被ばくすることもない。(PCR検査の)感度も上がるんじゃないかなと。防御用品が不足しているので、ぜひ唾液というのを考えています」と続けた。

 番組MCの羽鳥慎一アナウンサー(49)も「鼻とか喉だと、くしゃみしたり、咳したりがある。医療従事者へのリスクと精神的な負担が減るというのは大きいのかなと思う。これだと数も増えるし、取る人のリスクも減らせる」と応じた。

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2020年5月12日のニュース