玉川徹氏 緊急事態宣言解除の基準の難しさ指摘「完全に解除するとまた上がりますよね、韓国のように」

[ 2020年5月12日 12:33 ]

 テレビ朝日の玉川徹氏が12日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。政府が新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を重点的な対策が必要な「特定警戒都道府県」以外の34県で一斉に解除する方向で調整されていることについて言及した。

 緊急事態宣言の基準について「基準は絶対にいる」としたうえで、「多くの国民の努力によって、今、感染者が減る状況に来たわけです。人と人との接触を断っていけば感染というのは起こらなくなっていく、いずれこうやって減っていくのは自明のこと。あとはどれぐらい接触のレベルを減らすかってことでスピードが変わる、このスピードで今回減ってきたということ」と分析。

 そのうえで「抗体検査で実は日本人はあまり感染していなかったということになると、完全に解除するとまた上がりますよね、韓国のように。だから、解除の時にはどういうふうになったら、もう一回、緊急事態宣言的な状況になるかを発表しないといけないので、そこが難しい」と指摘した。

 「1回解除になると、ずっと解除の状態でいけると思ってる人がいっぱいいると思う、日本人の中には。今までこれだけ我慢したんだから、解除になったら昔の状態に戻れるんでしょって思ってる人だっていっぱいいると思う。ところが、もう1回、大変な状況になるということはあり得るんだったら、その基準も一緒に示すとなると、あっという間に基準超えちゃったとなると、みんながっかりすると思う。その辺難しい」と続けた。

続きを表示

2020年5月12日のニュース