TBS社長 ラグビーブーム「凄まじかった」 日テレとの異色のコラボも「自然とワンチームになった」

[ 2019年11月27日 16:23 ]

TBS社屋
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 TBSの佐々木卓社長が27日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、大きな盛り上がりを見せたラグビーW杯について言及した。

 この2019年について「災害報道」とともに「スポーツ中継に強い印象が残った」と語った佐々木社長。同局での中継はなかったものの「何と言ってもラグビーブームは凄まじかった。日本中が熱狂したと思う。テレビが起爆剤となるような、爆発的なブームを起こす力を持っているんだなと、我々のメディアの力も再認識した」としみじみ。来年の東京五輪・パラリンピックについても「私たちテレビの腕の見せ所。民放とNHKさんを含めて、ワンチームとなって立派な放送をお届けしたい」と語った。

 同局では試合の中継はなかったものの、ラグビーをテーマにした4月クールの日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」の番宣をW杯の中継を行う日本テレビのバラエティー番組で行うなど、異色のコラボも話題となった。

 佐々木佐長は「ラグビーという元々マイナーなスポーツが、W杯という世界の大舞台を日本でやることで、一緒に盛り上げたいと国民の皆さんが思ったのは大きい。日本テレビさんとのコラボも面白い実験で、ラグビーを盛り上げる、スポーツを盛り上げることで日本が元気になる。背景としてはそういう気持ちがあったと思う。自然とアイデアが浮かんだんだというか、お互いのアイコンタクトのような感じで、ワンチームなった。そんな計画的なことではなかったと思う」とした。

 佐々木社長は自身もラグビー経験者であることから「マイナーだったスポーツがここまで皆さんが知るようになった。女性の方がジャッカルだとか、言っていてびっくりした」としみじみ。「こういったお祭りみたいなことはやっていて良かったなと思う。ラグビーがここまでブームになったことが僕らが少しでも加担したことがあるなら良かった」と続けた。 

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