関西大学野球リーグ

【関西学生のキーマン】近大・宮原廉投手 「無敗男」で2季ぶり頂点へ

[ 2026年4月2日 12:20 ]

近大・宮原廉
Photo By スポニチ

 昨春王者の近大に今秋ドラフト候補の「無敗男」がいる。1メートル82の長身右腕で最速152キロを誇る宮原だ。昨秋に登板6試合(先発4)で無傷5勝、ベストナイン初受賞とブレークした。1年秋の初登板から通算登板25試合(先発11)で9勝0敗と負けなし。「チームを勝たせ、先発を守り切る」と春も白星量産を思い描いている。

 ドラフト戦線で評価が急上昇したのが、昨年12月の大学日本代表候補合宿だ。実戦練習で打者4人から3奪三振と快投。バックネット裏のNPBスカウト陣を驚かせた。「目立ってやろうと思っていましたし、自信がつきました」。これまで決め球となる変化球が課題だった中、合宿に向けて磨いていたフォークが通用するなど新たな武器を身に付けた。

 ブレークの前に、どん底を味わっていた。2年時は春秋計4試合の登板に終わり、ベンチ外も続いた。調子に関係なく、登板機会すら回ってこない。「もう野球やめようかな」。頭によぎった本音は家族にも同僚にも打ち明けることなく、「とにかく、やるしかない」と練習に没頭した。

 3年春から午前6時に起床し、朝練をするようになった。投球フォームを見直して制球が改善。そして昨秋に主戦投手を任されるまでに成長した。「あの時を耐えたから今がある」。ベンチ外からはい上がった先に、ドラフト戦線に浮上する高評価が待っていた。

 立命大・有馬への対抗心については「特に意識していない」と無関心を貫く。「ドラフトのことよりもリーグ優勝の方が大事です」。無敗継続の先に、2季ぶりの頂点がある。

 ◇宮原 廉(みやはら・れん)2005年(平17)1月24日生まれ、広島市出身の21歳。小4から山本少年野球クラブで野球を始めて投手を務める。中学では広島サンズに所属。崇徳(広島)では1年夏に背番号18でベンチ入りし、2年秋から背番号1。大学では1年秋にリーグ戦初登板を果たし、3年秋にベストナイン初受賞。遠投100メートル。1メートル82、88キロ。右投げ右打ち。

 ▼近大・光元一洋監督 勝田(現広島)ら主力野手が抜けた分、守り勝つしかない。その中でも投手は、昨秋に経験を積んだ宮原、増田を中心に回したい。立命大に真っ向勝負では得点が入らないだろうし、相手の嫌がる野球をやりたい。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

バックナンバー

もっと見る
広告なしで読む