関西大学野球リーグ

【関西学生のキーマン】立命大・有馬伽久投手 「世代№1左腕」と秋春連覇へ

[ 2026年4月2日 12:20 ]

立命大・有馬伽久
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 立命大は「世代No・1左腕」とともに秋春連覇に挑戦する。最速151キロを誇るエース・有馬は、今秋ドラフト上位候補に挙がる注目投手だ。昨秋は明治神宮大会準優勝に貢献。しかし、大学初の日本一には届かず流した涙を思い返し、「この春、絶対に日本一を獲ります」と断言した。

 歴史に名を残す秋になった。明治神宮大会1回戦・東農大北海道オホーツク戦で大会新記録の10者連続奪三振を達成した。この快投でドラフト最注目左腕に浮上。「ドラフト1位で呼ばれるように準備しています」。この春で評価を揺るぎないものにするつもりだ。

 飛躍の秋に、人生最大の壁にもぶつかっていた。2年秋から2季連続で1点台だったリーグ戦防御率が、昨秋に3・40(39回2/3、自責15)まで悪化した。

 「今までで最もうまくいかない時期だったかもしれない」。その不振から一冊の本が救い出してくれた。同大学OBで元大リーガーの長谷川滋利氏が参考にしていた『大リーグのメンタルトレーニング』だ。初めて本一冊を読み切り、「メンタルを学ぶだけで劇的に変わった」。理想の好調時を追い求めて力むのではなく、その日の自分と向き合うことに集中。「シンプルに、考え過ぎない」。そうして心を整えてから神宮に向かうと、野球人生を一変させる結果が生まれた。

 「個人タイトルなどには関心がない。投げる試合は全て勝つつもりです」。昨秋逃した日本一に挑戦するために、リーグ連覇すら通過点だと考えている。

 ◇有馬 伽久(ありま・がく)2004年(平16)7月29日生まれ、奈良県田原本町出身の21歳。小1から平野パイレーツで野球を始め、中学は田原本中の軟式野球部に所属。愛工大名電(愛知)では2年秋から背番号1を背負い、2年夏と3年夏に甲子園出場。立命大では1年春にリーグ戦初登板。3年秋の明治神宮大会では大会記録となる10者連続奪三振を記録。50メートル走6秒3。1メートル75、80キロ。左投げ左打ち。

 ▼立命大・片山正之監督 明治神宮大会の決勝で青学大に負けたことは、私自身も選手にとっても野球人生で一番悔しい負け方だった。日本一を狙うためには、リーグ戦を圧倒して優勝するくらいでないといけない。

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