関西大学野球リーグ

【関西学生のキーマン】京大・松本径一郎捕手 「一体感」胸に雪辱期す

[ 2026年4月2日 12:20 ]

京大・松本径一郎
Photo By スポニチ

 昨年の京大は、16年以来9年ぶりに春秋未勝利に終わった。今年から主将を務める松本径は、その屈辱を正捕手として味わった。「前チームは個人の能力が高く、本当に優勝できると思っていました。その分、捕手として責任を感じました」。その経験を新チームに還元すべく、主将に立候補した。「主力が抜けた今年は、全員で戦おう」。スローガンの「一体感」を旗印とし、雪辱を期す春に臨む。

 京大には1年の浪人生活の末に合格。そして硬式野球部の見学に向かうと、私立大との練習試合で大敗していた。「ここで本当にリーグ優勝を目指せるのかな…」。高校は進学校でありながら、野球の実力校でもある小野(兵庫)出身。甲子園を目指した日々と同じ熱量を傾けられるかに確信を持てず、「本気になれないと思えば、野球はやめよう」と考えた。サークル活動の見学にも回った。その寄り道を経て気付いたのは、野球部員の目が輝いていたこと。「野球部の先輩が一番格好いいわ」。そして、強豪私立を倒すために入部を決めた。

 正捕手を務めた昨年は、春秋ともチーム防御率がリーグワーストだった。「配球を深く考えられていなかった」。データに頼り切り、感性をおろそかにした反省がある。「その場で感じたことを基本に考えないといけない」。今年の投手陣は下級生が豊富とあって、松本径の配球が勝敗を左右することになる。

 「優勝をつかむ春にしたいです」。京大初の優勝へ、昨年の未勝利を無駄にはしない。

 ◇松本 径一郎(まつもと・けいいちろう)2003年(平15)6月26日生まれ、兵庫県多可町出身の22歳。小2から杉の実スターズで野球を始めて捕手などを務める。加美中では軟式野球部に所属。小野(兵庫)では1年秋からベンチ入りし、2年秋から背番号2。京大では1年春からリーグ戦出場。1メートル78、80キロ。右投げ右打ち。

 ▼京大・近田怜王監督 昨年を通して、個の力だけでは勝てないと選手は理解できたと思う。一人一人が役割を把握し、組織として戦う必要がある。走塁面では、盗塁だけでなくバリエーションを増やして攻めたい。

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