関西大学野球リーグ

【関西学生のキーマン】関大・中村莞爾外野手 強打で名門復活導く

[ 2026年4月2日 12:20 ]

関大・中村莞爾
Photo By スポニチ

 昨年2季連続5位の関大に、名門復活のキーマンがいる。昨秋全試合に3番で出場した中村だ。強打の左打ち外野手で、秋はチームトップタイの打率・341(44打数15安打)を残した。「去年に対応力や得点圏での集中力が身に付いたかなと思います」。昨年、春秋ともに打率を3割台に乗せた技術を武器に、新チームでも中軸としての期待を背負う。

 興国(大阪)から一般入試で入学し、副主将まで上り詰めた努力家だ。「練習で自分より凄い子はたくさんいる。だけど対応力で勝負することはできる」。毎日、奈良の実家から1時間30分かけて通学する。試合前は電車に揺られながら試合相手の映像に目を凝らし、イメージを膨らませる。「この移動時間が大切なんです。打席での状況を想定できていれば、ここぞの場面で集中できる」。リーグ戦通算は1本塁打。大砲でなくても中軸に座る理由は、ここ一番で光る勝負強さにある。

 忘れられない歓声がある。高2夏の大阪大会準決勝、19年日本一の履正社から延長14回にサヨナラ打を放った。46年ぶりの決勝進出となり、「感動した」と感謝の声を受けた。

 「自分の安打で物凄い歓声が起き、多くの人が応援してくれた。もう一度、あの経験をできるように頑張っています」

 24年春から4季連続Bクラスに低迷する。「応援団に“勝てずにごめんなさい”と謝るのではなく、自分が盛り上げたい。首位打者を獲って優勝したいです」。23年秋以来の優勝で、祝福の紙テープが舞いながら歓声を浴びる日を夢見ている。

 ◇中村 莞爾(なかむら・かんじ)2004年(平16)11月20日生まれ、奈良市出身の21歳。小4から登美ケ丘マイヤーズで野球を始めて遊撃手などを務める。中学では生駒中央ボーイズに所属。興国(大阪)では1年秋から背番号4でベンチ入り。関大では2年春にリーグ戦初出場。50メートル走6秒2。1メートル80、82キロ。右投げ左打ち。

 ▼関大・小田洋一監督 昨秋は接戦の試合終盤に自滅して点を取られることが多かった。まずは得点力を上げないことには戦えない。冬の間はフィジカル強化にも時間を割いたので、長打力のある選手に期待したい。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

バックナンバー

もっと見る