関西大学野球リーグ

【近畿学生野球 展望】文武両道のリーグが4月5日開幕

[ 2025年4月4日 10:00 ]

 近畿学生野球連盟(KBL)の春季1部リーグ戦はあす5日、大阪市の大阪シティ信金スタジアムで開幕する。1948年に創設され、国公立大、私立大合わせて17校で活動する連盟は「文武両道のリーグ」と呼ばれ、「フェアプレーの精神」を重んじる。昨秋は奈良学園大が8季ぶりに優勝を飾ったが、今春はどこが頂点に立つのか。展望した。

 昨秋に8季ぶり優勝を飾った奈良学園大が優勝争いをわずかにリードする。MVPの森、松林、小南ら主力野手が残り、投手陣も最優秀投手の八木の安定感が光る。2年生左腕の片岡を含めた2番手以降に厚みが出れば死角がなくなる。

 昨秋2位の神戸医療未来大は鈴木、塩見の2本柱が卒業。3年生右腕でエース格に成長した山田に続く投手が台頭すれば面白い。守備面でも成長がみられ1番打者を務める空処勇が攻守でカギを握る。

 阪南大は2年生左腕の元木と3年生右腕の田中の二枚看板が強力。守備力を強化し失点は計算できる。昨秋リーグワーストだったチーム打率を、どこまで引き上げられるか。

 大工大は昨秋を経験した塚原、大江の両左腕が健在。野手陣も4番の久良は卒業したが岡田、岩口ら主力が経験を積んだ。戦力は整っており昨秋4位からの躍進も十分に可能。

 和歌山大は田中文がパワーアップし昨秋の首位打者・小沢、一昨年秋の同・木村も残るなど野手陣は豊富。田中輝に続く片山、一井の3年生右腕が機能すればV争いに加わる。

 2季ぶりに1部復帰を果たした大阪公立大は昨春も登板し成長した片山、吉岡の左右の両輪の出来がポイント。疋田ら野手陣が攻守で援護したい。

 ◇近畿学生野球連盟 1948年、近畿6大学野球連盟として創立した関西最古の大学リーグ。47年に大阪商科大(現大阪公立大)・稲葉重男監督、大阪理工大(現近大)・松田博明監督が大阪帝大(現大阪大)を勧誘した3校リーグが基礎となった。連盟50周年記念誌「球跡」によると、前身は23年に始まった官立高等専門学校野球。28年発足の旧制専門学校主体の関西学生野球連盟(今の同名の連盟とは無関係)を源とする。現在は3部17校で構成。春、秋季リーグ戦、入れ替え戦を行う。

 連盟規約で目的を「学生野球の理念を実践し、その健全な発展に寄与」とうたい、「選手、部員等の文武両道による成長の支援」を明記している。

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