巨人・原監督「メディア的には帳消しということでごもっともですと言いたいところだけど」

[ 2023年5月13日 19:36 ]

セ・リーグ   巨人5―4広島 ( 2023年5月13日    東京D )

<巨・広>11回、ブリンソンの走塁死に険しい表情の原監督(撮影・尾崎 有希)
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 巨人は2日連続で延長戦突入もブリンソンの来日初となるサヨナラ打で今季3度目のサヨナラ勝ち。今季セ・リーグ最長となる4時間43分の死闘を制して連敗を阻止し、借金を3に減らした。

 2―1で迎えた9回に守護神・大勢が前夜に続いて追いつかれ、2日連続のリリーフ失敗。2―2で迎えた延長12回にリリーフ陣が2失点したが、2―4で迎えたその裏にドラマが待っていた。大城卓の犠飛で1点差とすると、秋広の適時打で同点。最後は11回に走塁ミスをしてチャンスをつぶしていたブリンソンが来日初となるサヨナラ打を放って昨季から続いていた延長戦の連敗を7で止めた。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――最後はブリンソン。

 「最後の部分だけはね、非常に粘りもあったしね、秋広が、大城、秋広、あのへんが見事だったと思いますね」

 ――秋広は4安打。

 「ですね。球際に、追い込まれてもっていうね、非常にいいものを出してくれてますね」

 ――坂本もホームランに延長12回のつなぎ。

 「もちろん、やっぱり12回までにね、3点目が重かったというところがね、広島投手陣も踏ん張ったんでしょうけれども、やっぱり3点目が重かったというね、それですね」

 ――門脇も再三のファインプレー。

 「ゲームでね、練習では非常に我々評価は高い守備力、しかしゲームでもああいった形で出てくれるというのは非常に本人も大きな自信になるでしょうし素晴らしいプレー、三塁手としてね」

 ――大勢が2試合連続で同点に。

 「2年目の若い選手ですのでね、やっぱり日々向上というか、そういうなかで、きょうはノーヒットで点を1点奪われたということに関しては反省するところ、そしてあすにつなげるというところは言いたいですね」

 ――延長、延長ときて1勝1敗、あすが大事に。

 「願わくば延長にはしたくないですね。いいものは、きのうも言いましたけど、いいものは出てますので、あとはどういうふうにバランスを、というところで戦っていきたいと思います」

 ――リリーフ陣がつなぎながら。

 「そうですね、よく頑張っていると思います」

 ――菊地が初勝利。

 「きのうも言った通りね、きのうのものを生かしてくれている、きょうは変化球がストライク入った、良かったと思いますね」

 ――グリフィンも三振を多く。

 「グリフィンもやっぱり対カープに対して少し苦手意識があったかもしれないですけど、今回に関してはそれを生かして非常に攻撃的ないいピッチングをしたと思いますね」

 ――ブリンソンは走塁ミスを帳消しに。

 「帳消しという言葉をね、使っちゃっていいのかというところですね。メディア的には帳消しということでごもっともですと言いたいところだけど、しかししっかりと検証しておく、そして次につなげるということはしておく必要があると思います」

 ――大勢にWBCの疲れは。

 「よくそういう言葉で形容されてる投手、あるいは選手、聞きますね。しかし大勢はそうではないというふうに我々は信じたいしね。そうであるならば私に直接言ってくるでしょうし、そこはありません。今はありません、その部分は。だから私もそれに疑うことはありません」

 ――状態をどう見る。

 「うーん、そうですね…。まあ、いろいろ、やっぱりプロで勝ち抜いていくということはね、まあまあ、七転び八起き、階段を一段上って、365歩のマーチは、多少そういうものはあるでしょう、感じているでしょう。だからそういうふうなね、なかでつなげてくれることが大事なことだと思いますね」

 ――経験ということ。

 「そうですね。やっぱりね、ずーっとということはね、ないと思いますけど、幸い同点止まりで延長に持ち込んだということですね」

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