巨人・秋広「55番は秋広に背負わせて良かったって思われるような選手に」 同点打含むプロ初4安打

[ 2023年5月13日 20:06 ]

セ・リーグ   巨人5―4広島 ( 2023年5月13日    東京D )

<巨・広>試合後、秋広はファンと喜び合う (撮影・西川祐介)
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 巨人の秋広優人内野手(20)が広島戦(東京D)で延長12回に値千金の同点適時打を放つなど、プロ初の4安打猛打賞。昨年から続いていたチームの延長戦連敗記録を球団ワーストタイの7で止める勝利に大きく貢献した。

 「6番・左翼」で先発出場し、2回の第1打席で相手先発右腕・森下から右前打を放つと、4回の第2打席でも中前打。8回の第4打席で3番手右腕・ケムナから中前打してプロ初の3安打猛打賞とすると、最大の見せ場は延長12回にやって来た。

 2―4で迎えた延長12回、この回から登板した相手7番手右腕・松本から丸が四球、坂本が左前打、重信が四球で無死満塁。大城卓の右犠飛で1点差に迫ったあと、さらに続いた1死一、三塁で打席に入ったのが秋広だった。そして、粘った末の9球目。高めの147キロ直球を左前に運ぶ同点適時打とすると、会心の笑みを浮かべてガッツポーズ。ブリンソンのサヨナラ打へとつなげた。秋広は4月29日の広島戦(東京D)で松本からプロ1号本塁打を放っており、思い出の相手から値千金の一打となった。

 試合後、最初にお立ち台へ上がった秋広は「(大城)卓三さんが犠牲フライを打ってくれたので、同点に追いついてやる!っていう思いで。追い込まれてしまったんですけど、そこからは何とかランナーをかえそうという思いで打席に立ちました」と第一声。プロ初の1試合4安打についても「本当に1打席、1打席、積み重ねていくだけだと思っているので、まだまだ結果が出せるように頑張りたいと思います」と冷静に振り返った。

 かつての主砲・松井秀喜氏(48)が付けた背番号55を背負うが、その責任の重さについて「間違いないと思います」という秋広。「やっぱり55番を背負わせてもらっているので、55番は秋広に背負わせて良かったって思われるような選手になりたいと思います」と力強かった。

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