【ヌートバー一問一答】3打数2安打 打率3割に R・ソックス吉田と再会「翔平、誠也も彼らは本当に…」

[ 2023年5月13日 12:32 ]

フィールド上で対面したカージナルスのラース・ヌートバー外野手(左)とレッドソックスの吉田正尚外野手  (撮影・杉浦大介通信員)
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 ボストンのフェンウェイパークで12日(日本時間13日)に行われたレッドソックス対カージナルス戦に、レッドソックスの吉田正尚外野手(29)は「2番・左翼」、ラース・ヌートバー外野手(25)は「8番・右翼」で先発出場。吉田は3打数2安打1四球で打率.306、ヌートバーも3打数2安打1四球2打点で打率.302となった。

 ヌートバーは1点を追う回、無死二塁からこの日2本目のタイムリーとなる中前同点適時打を放ち、その後のゴーマンの2ランで逆転のホームも踏んだ。試合はカージナルスが8―6で逆転勝利を収めた。

 試合後のヌートバーとの一問一答は以下の通り。

 ――大きな逆転勝利だった。
 「超エキサイトしているよ。シカゴでの3戦中2勝し、ここでも先勝できた。フェンウェイパークはプレーするのが簡単な場所ではないから、勝ててよかった。終盤に競り勝つ試合はそれほど多くなかったから、チームにとっていいことだ」

 ――9回、ジャンセンと対戦した際の心持ちは。
 「ポール(デヨング)がいい打撃をし、2塁にいた。走者を3塁に進めたかった。2ストライクを取られたけど、ライト方向に打って仕事を果たしたかった。打球が抜けてハッピーだった」

 ――適時打で出塁後、盗塁を決めた。ベンチからのサインだったのか。
 「そうではないが、一塁ベースコーチからはここはアグレッシブにいこうと言われた。逆転のランナーだったから、得点圏に進みたかった。幸運にも悪送球で、無死で三塁に進めた。そこでゴーマンが大きな一打を打ってくれた。あの状況ではチームを助けようとしていた」

 ――打率が3割に乗った気分は。
 「それに関してはそこまで気にしていない。可能な限りいい打撃をしようとしている。どんな形でもチームの勝利を助けたい。(打率3割は)素敵だが、それについて考えているわけではない」

 ――吉田はあなたの守る右翼線へ、あなたは吉田が守る左翼線へそれぞれ二塁打を打った。
 「クールなことだ。彼は本当にいい打者だ。バランスが取れているから、どんな方向にも打てる。お互いに方向に打ったのは面白いことだった」

 ――カブス戦前と後でのチームの違いは。
 「前にも言った通り、多くの不運に見舞われていた。あれが長く続くのは不可能だと思っていた。ベースボールは試合の数が多いから、いつか流れは変わる。勝っている時は容易にエナジーが出るもの。今ではいい打撃をし、いい投球もしてくれている。流れの面で助けになるし、エナジーを供給し合えている」

 ――試合前の吉田との会話はどうだったか。
 「久しぶりに対面できてよかった。初めて会った時は一緒にプレーしたが、今回は対戦した。会えるのはいつでもいいものだ」

 ――打撃メカニックについて吉田に尋ねたのか。
 「最初の1、2週間と今でどんなふうに変えたのかを彼に尋ねてみた。彼は少し(スタンスを)オープンにしたと話していた。彼が話してくれることはなんでも吸収する。翔平、誠也もだけど、彼らは本当にいい選手だから何でも学びたい。彼らは僕より年上だし、僕はこのゲームをリスペクトしているから」

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