アスレチックス藤浪 メジャー初勝利 ピンチで救援し火消し 2/3回を投げ1K1四球 2戦連続好投

[ 2023年5月13日 14:15 ]

レンジャーズ戦で好リリーフ。メジャー初勝利を手にした藤浪(AP)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)が12日(日本時間13日)の本拠地オークランドでのレンジャーズ戦に救援登板。2/3回を投げ、1奪三振1四球無失点だった。チームは直後の攻撃で2点差をひっくり返してサヨナラ勝ち。藤浪にメジャー初勝利がついた。

 試合は1点を取っては取り返すシーソーゲーム。1点を追う8回1死一、二塁、1番・ルイーズの適時中前打で同点に追いついたアスレチックスだが、9回1死一、二塁のサヨナラの好機を逸すると、延長10回、9回から登板した6番手・ジャクソンが2イニング目に2者連続で適時打を浴びた。

 2点を勝ち越され、さらに1死一、二塁の場面で、藤浪が7番手としてマウンドへ。2番・グロスマンを見逃し三振、3番・N・ローに四球を与えたが、4番・ヤングを右直に打ち取り追加点は許さなかった。

 2点を追う直後の攻撃、1番・ルイーズの右翼への安打で1点差に詰め寄り、さらに無死一、三塁から3番・ルーカーがサヨナラ3ラン。劇的な幕切れで藤浪がメジャー初勝利を手にした。

 前回登板10日(同11日)のヤンキース戦では、9点リードの5回2死一塁の場面で、5番手としてマウンドへ。2回1/3を投げ、無安打2三振1四球と好投。2日(同3日)のマリナーズ戦以来3試合ぶりとなる無失点投球だった。

 メジャー移籍1年目の藤浪は開幕から先発ローテーションに入り、4試合に先発登板したが、制球が定まらずカウントを悪くして痛打を浴びる展開で日本投手初のデビューから4連敗。その後に救援に配置転換された。

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