千葉に新たな150キロ右腕! 幕張総合・早坂響が投手転向8カ月で大台 柳田監督「ビックリ」

[ 2023年5月13日 18:50 ]

春季大会で一気にプロ注目の存在となった早坂(撮影・柳内 遼平)
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 幕張総合(千葉)のエース右腕・早坂響(おと)投手(3年)が13日、同校で行われた千葉東との練習試合で先発し、3回を2安打1失点。今秋のドラフト候補に挙がる1メートル76、68キロの右腕は自己最速を2キロ更新する150キロをマークした。同じ千葉県内では専大松戸のエース右腕・平野大地投手(3年)が最速151キロを計測している。

 
 昨秋までは強肩を武器にする捕手だったが、素質を見抜いた柳田大輔監督が「投手をやってみないか」とコンバートを打診。プロ野球選手やドラフト候補選手を指導するスポーツトレーナー・北川雄介氏の指導を受けると、一気に才能が開花。投手に本格的に転向後、わずか8カ月で150キロの大台に到達した。柳田監督は「試合前に“今日中に150キロ出してみろ!”と言ったら“はい!”と。それで本当に150キロ出したのでビックリです」と急成長に驚きを隠せなかった。

 幕張総合には「高校野球で燃え尽きるつもりで」と入学したが、早坂は「今はプロを目指しています」と目標を上方修正。最後の夏に向けて「ストレートだけでは抑えられないので、タイミングを崩せるように緩急を磨きたい」と成長を誓った。(柳内 遼平)

◇早坂 響(はやさか・おと)2005年7月26日生まれ、千葉県松戸市出身の17歳。松戸市立東部小1年から高塚新田ラークスで野球を始める。松戸市立第五中では軟式野球部に所属。幕張総合では1年秋、2年夏、秋に捕手としてベンチ入り。50メートル走6秒3。憧れの選手は日本ハム・伊藤。1メートル76、68キロ。右投げ右打ち。

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