ロッテの完全試合右腕と1文字違いの甲西・ササキコウキ主将、春4強を自信に夏は“ミラクル”再現だ

[ 2023年5月13日 18:54 ]

春季高校野球滋賀大会3位決定戦   甲西1-9綾羽 ( 2023年5月13日    マイネットスタジアム皇子山 )

 春季高校野球 滋賀大会 甲西の佐々木倖稀主将(ささき・こうき=3年)
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 最終スコアは大差となったが、甲西の中山達也監督は「粘り強く戦えたのが一番。選手は力いっぱい頑張ったと思う」とねぎらった。

 5回で8三振を献上した綾羽の好投手・野川新(3年)から唯一の安打を記録したのが、主将の佐々木倖稀内野手(3年)。2点を追う4回2死二塁、カウント2ボールから直球を捉えて右安打を放ったが、好返球の前に二塁走者は本塁で憤死した。

 「バッティングマシンを近めにして速い球に慣れてきたので、そこまで速く感じなかった。カウント的にも真っすぐが来ると思っていた」

 名前の読みは「ササキコウキ」で、ロッテの佐々木朗希投手と1文字違い。朗希が昨年4月10日のオリックス戦で完全試合を達成した直後には、周囲から「よくやったな!」といじられたと苦笑いする。

 今大会は3回戦で滋賀短大付、準々決勝で今春の選抜に出場した彦根総合に勝利。佐々木は「大会前は不安もあったが、私学2校を破ったことで自信がついた」とうなずく。1985年夏には、甲子園初出場で4強入りし「ミラクル甲西」と呼ばれた。主将として夏には“ミラクル”の再現を狙う。

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