巨人・大勢が2日連続リリーフ失敗 原監督はWBCの疲れを否定し「七転び八起き」「365歩のマーチ」

[ 2023年5月13日 19:44 ]

セ・リーグ   巨人5―4広島 ( 2023年5月13日    東京D )

<巨・広>9回、広島に同点を許した大勢 (撮影・西川祐介)
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 巨人の守護神、大勢投手(23)が2日連続でリリーフに失敗した。

 2―1で迎えた9回、3番手として登板。先頭・野間をいきなり四球で塁に出すと、3番・秋山の初球に代走・羽月に二盗を許し、秋山の犠打で1死三塁のピンチとなった。

 ここで広島ベンチは主砲・マクブルームの代打として前夜に大勢から同点適時打を放っている松山を送り、松山の二ゴロで三走・羽月に本塁生還を許して2―2の同点。大勢は2試合連続で9回に追いつかれ、リリーフ失敗となった。

 大勢の投球内容は1回で打者4人に対して16球を投げ、無安打1失点。奪三振はなく、与えた四球は1つ、直球の最速は155キロだった。

 2―2で2日連続の延長戦。チームはリリーフ陣が12回に2失点したが、2―4で迎えたその裏、打撃陣が3点を挙げてサヨナラ勝ちを飾った。

 試合後、大勢について聞かれた原辰徳監督(64)は「2年目の若い選手ですのでね、やっぱり日々向上というか、そういうなかで、きょうはノーヒットで点を1点奪われたということに関しては反省するところ、そしてあすにつなげるというところは言いたいですね」としたうえで、侍ジャパンのメンバーとして世界一を成し遂げた3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の疲れについては「よくそういう言葉で形容されてる投手、あるいは選手、聞きますね。しかし大勢はそうではないというふうに我々は信じたいしね。そうであるならば私に直接言ってくるでしょうし、そこはありません。今はありません、その部分は。だから私もそれに疑うことはありません」と否定的。

 状態については「うーん、そうですね…。まあ、いろいろ、やっぱりプロで勝ち抜いていくということはね、まあまあ、七転び八起き、階段を一段上って、365歩のマーチは、多少そういうものはあるでしょう、感じているでしょう。だからそういうふうなね、なかでつなげてくれることが大事なことだと思いますね」と話していた。

 

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